【路線バス探訪】横浜市交通局・41系統(中山駅北口発着)

41系統(川向町線)は鶴見駅西口から菊名駅前を経由し、川向町に至る路線として昭和28年に開設された系統です。今回は本系統から、中山駅北口を発着する路線を取り上げます。

昭和36年に川向町から延伸する形で中山駅前への乗り入れを開始し、昭和57年に新横浜駅前~中山駅前の路線を新設。現在の路線の礎となります。かつては鶴見駅西口からの通し便や、川向町折返場から小机駅前、新横浜駅前を経由し中山駅前に大回りする路線、また緑担当便も存在しましたが、いずれも平成19年の大規模再編成により姿を消しました。さらに、平成25年に240系統ののりばをねん出するため、中山駅北口発着に変更されています。

平成19年にららぽーと横浜が開業すると、新横浜駅前および新羽駅前からのアクセス需要を見越して同施設への乗り入れが開始されましたが、定時性確保に難があったこともあり令和5年に乗り入れを取りやめ、同時に新設された28系統に役目を移しました。

長らく地蔵尊前経由としていましたが、令和6年のダイヤ改正に伴う経路変更により、305系統と同じ貝の坂経由に変更されました。中山駅側において、経路を28系統と棲み分けた格好になります。

  • 41N 新横浜駅前→港北車庫前→下町会館前→新羽駅前→貝の坂→中山駅北口
  • 41O 新横浜駅前←港北車庫前←下町会館前←新羽駅前←貝の坂←中山駅北口
  • 41P 港北車庫前→下町会館前→新羽駅前→貝の坂→中山駅北口(平日朝1本のみ)
営業係数:99.6(令和5年度)

太尾堤~下町会館前
▲太尾堤~下町会館前
本系統のうちこの中山駅北口発着便は下町会館前を経由し、反対に太尾西住宅には止まりません。太尾新道に続くこの通りは、沿道に緑が多いのが特徴です。

梅田橋
▲梅田橋
平成29年に310系統が廃止され、根岸前~佐江戸は本系統の単独区間となりました。ここは神奈川運輸支局がすぐ横にあり、市営バスを含めた横浜ナンバーの全ての登録車はもれなく一度は訪れる場所です。

藪根~佐江戸
▲藪根~佐江戸
県道12号線を西に進み、道幅も狭く歩道の無い区間も通ります。

石橋~貝の坂
▲石橋~貝の坂
令和6年の経路変更により新たに通るようになった区間で、ここは坂の途中ながら堀割とされた区間です。
車両はすっかり標準化が進みましたが、長らく緑(港北NT)のエリアであるここに港北の車両が乗り入れるのは新鮮です。

経路が重複する石橋~中山駅北口については、30590系統も併せてご覧ください。

令和6年7月3日 公開
令和6年10月2日 営業係数を記載

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