【路線バス探訪】横浜市交通局・211系統
211系統(福寿荘線)は鶴ヶ峰駅から福寿荘前に至る路線として、平成8年に開設された系統です。市交でも五本の指に入るであろう短距離路線(2.06km)ですが、終点の福寿荘前が高台に位置することもあり、毎時2本の本数が確保されバス需要の高い路線です。
当初は若葉台所管で5系統の運用グループに組み込まれたこともあり大型車が投入されましたが、平成16年に218系統が開設されると保土ケ谷に移管され、同系統とダイヤを組む小型車運用となりました。ゆえに、大型車で運行できるにも関わらず小型車投入を強いられている悲運な路線でもあります。しかし、5系統や115系統が民間移譲されたことを踏まえると、遅かれ早かれこのような格好になるのは運命だったのかも知れません。
- 211A 鶴ケ峰駅~旭環境センター前~福寿荘前
営業係数:128.9(令和5年度)
市交の西のターミナルのひとつで、本系統のほか129系統が乗り入れます。
先述の通りかつては5系統や115系統も運行していましたが、いずれも神奈中に移譲された結果、相鉄沿線で見るとここが最西端となってしまいました。
▲白根不動入口
国道16号線を進みます。ここは交通量が多く、朝夕は渋滞に悩まされる区間です。
▲旭環境センター前~福寿荘前
市内に4か所あるごみ焼却工場のひとつですが、バス停においては長きに渡り旭工場でなく旭環境センター前と名乗ります。
▲福寿荘前
旭環境センター前から40mも標高が上がる高台に位置します。福寿荘とは、高齢者が健康で明るい生活を楽しむための老人福祉センター(の旭区における名称)で、市内各区に1か所設置されています。
令和6年6月19日 公開
令和6年10月2日 営業係数を記載
コメント
コメントを投稿