【路線バス探訪】横浜市交通局・80系統

80系統(池辺町線)はかつて中山駅前~川和高校前~センター南駅~都筑ふれあいの丘~中山駅北口の循環線として運行した73系統のうち、センター南駅から東側の区間が独立した路線で、平成9年に開設されました。なおこの系統番号は、かつて横浜駅西口~浦島丘~菊名駅前~新横浜駅前で使用されており、2代目となります。

73系統と同じく中型車が専属で使用され、所管が緑を経て若葉台に変更された後もその流れを踏襲しましたが、経年によりそれらが廃車されると大型車が使用された時期もありました。平成26年に緑に再移管されると、原則として中型車専属に回帰しています。

令和5年のダイヤ改正で73系統が中山駅前から撤退することに伴い、同系統を補完する格好で305系統と同経路だった貝の坂経由から地蔵尊前経由に変更され、現在に至ります。

  • 80C 中山駅北口→地蔵尊前→星ケ谷→センター南駅
  • 80D 中山駅北口←地蔵尊前←星ケ谷←センター南駅
営業係数:302.9(令和5年度)

落合橋~地蔵尊前
▲落合橋~地蔵尊前
経路変更により新たに走ることになった区間です。
写真右側の佐江戸エコステーションにはかつてバス用の駐車場が2台分設けられ、平成21年から平成29年にかけて所属していた緑のCNG車が充てんに使用していました。

佐江戸~弁天前
▲佐江戸~弁天前
この区間は往路と復路で経路が若干異なり、それゆえか運行パターンも分かれています。
復路が通るこの藪根交差点は右折レーン設置を含めた改良工事が進行中で、ゆくゆくは大きく姿を変えるでしょう。

滝ヶ谷戸~開戸
▲滝ヶ谷戸~開戸
この付近はかつて本系統のみが通る単独区間でしたが、令和5年より73系統も経由するようになりました。近年は営業エリア自体の縮小が目立つ中、珍しいパターンです。

東方原~平台
▲東方原~平台
先述の通り、現在の単独区間は星ケ谷~平台間のみに短縮しました。港北ニュータウンを抜け、田畑が広がる市街化調整区域に入ります。

経路が重複する平台~都筑ふれあいの丘については、301系統も併せてご覧ください。

令和6年6月1日 公開
令和6年10月1日 営業係数を記載

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