【路線バス探訪】横浜市交通局・172、256系統

172、256系統は鴨居駅前から西谷駅前を経由し、再度鴨居駅前に至る循環路線として、令和3年に開設された系統で172系統が内回り、256系統が外回りとなります。

同じタイミングで施行された92系統の減便の救済として、笹山団地とその最寄り駅である西谷駅前を結ぶ役割に加え、56系統および119系統のルートを通ることで竹山団地や新井町からも新たに同駅へアクセスできるようになっています。

256系統は鴨居駅前~竹山団地折返場で56系統と経路が重複することから同系統と番号をそろえたと考えられますが、172系統は西谷駅前基準で稲荷通を経由することからその語呂合わせとした説が有力です。

  • 172A 鴨居駅前→新井町→西谷駅前→笹山団地→笹山団地中央→竹山団地折返場→鴨居駅前
  • 256A 鴨居駅前→竹山団地折返場→笹山団地→笹山団地中央→西谷駅前→新井町→鴨居駅前
営業係数:155.4(172系統、令和5年度)、131.7(256系統、令和5年度)

法国寺入口~鴨居7丁目
▲法国寺入口~鴨居7丁目
この辺りは民家が少なくなり、ヘアピンカーブを曲がり坂を下っていきます。

公民館前~愛宕
▲公民館前~愛宕
愛宕・旭環境センター前を過ぎると道路幅員が狭まります。ここから北側は神奈中と共同運行する119系統との共通定期券協定区間となり、行先表示器にも共通定期券取扱車の表示がなされます。

上菅田町~上菅田中学校前
▲上菅田町~上菅田中学校前
上菅田町から西側は急な上り坂となり、MT車は3速に入れて引っ張ります。

竹山4丁目
▲竹山4丁目
竹山団地折返場~笹山団地は本系統の数少ない単独区間で、かつて56系統の深夜バスで運行した実績があります(現在ののりば2のみ)が、本系統の開設により晴れて終日乗り入れる運びとなりました。
172系統が使用する写真のバス停(のりば1)にはバスベイがありますが、竹山団地の入居開始は昭和46年ですから、そのタイミングで整備されたとすると半世紀の時を経て、本来の用途で使われることになったことになります。

経路が重複する鴨居駅前~公民館前は119系統、竹山団地折返場~鴨居駅前は56系統も併せてご覧ください。

令和6年9月17日 公開
令和6年10月2日 営業係数を記載

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