【路線バス探訪】横浜市交通局・56系統
56系統(竹山団地線)は、鴨居駅前から鴨居町を経由して竹山団地折返場に至る路線で、昭和45年に開設された系統です。開設当初から神奈中大和営業所との共同運行路線(平成17年、大和営業所中山操車所に移管したのち平成29年、中山営業所に移管)で共通定期券も発売しており、運行本数は綺麗に二分され両者でダイヤ調整もなされています。
1.85kmの短距離路線ながら団地輸送の需要の高さを示しているのか、平日のラッシュ時は神奈中便や172・256系統を含め毎時7、8本運行されるほか、土曜日午前中も毎時6本(10分間隔)にて運行され本数の多さに恵まれています。
かつて運行された深夜バスは本系統に加え62系統の役割も果たした経路となっており、竹山団地折返場を出るとそのまま南下して笹山団地を周回し、更にその先は現在の248系統のルートで千丸台団地まで足を延ばしていました。従来竹山団地と笹山団地の間はバス便が通っておらず、理由としてはそれぞれの住民の着席需要に配慮していた説が濃厚ですが、コロナ禍に伴う深夜バスの運休後、令和3年に172・256系統が新設されたことで両団地が結ばれることになりました。
- 56A 鴨居駅前~鴨居町~竹山団地折返場
353A 鴨居駅前→鴨居町→竹山団地折返場→笹山団地中央→西谷駅前→千丸台団地(深夜バスは令和2年4月27日~運休、令和6年4月1日廃止)
営業係数:83.9(令和5年度)
▲鴨居駅前~中村通
鴨池大橋へ合流させるためとはいえ、この鴨池大橋南側交差点は随分と無理のある接続です。
▲鴨居町~竹山団地入口
この丁字路の先は、菅田町に抜けるトンネル(市道山下長津田線)が建設予定で、ゆくゆくは大きく姿が変わる見通しです。
▲竹山団地入口
竹山団地群を横目に進みます。
▲竹山団地折返場
奥からやってきた往路便は折返場内で降車扱いをし、休憩ののちUターンをして鴨居駅方面へ向かいます。神奈中においては本系統に加え、日中帯に中山駅からの1系統も乗り入れます。
令和6年6月14日 公開
令和6年10月2日 営業係数を記載
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