【路線バス探訪】横浜市交通局・305系統

305系統(佐江戸線)は市が尾駅から石橋を経由し、中山駅北口に至る路線として平成2年に開設されました。加賀原付近は集合住宅も多いことに加え、京セラの事業所が所在する関係で双方向で利用者が多く、港北ニュータウン地区の主力路線です。

長らく市が尾駅と石橋の区間便に重きが置かれ深夜バスも運行されましたが、コロナ禍を経て東急バス市が尾中山線の運行減を補てんする狙いもあるのか、現在は通し便が主体となっています。

港北ニュータウン営業所の廃止後、周辺住民の着席需要を考慮したのか306系統と同じく川和高校入口始発の設定がありましたが、令和3年に川和中学校始発に短縮されています。また、このタイミングで若葉台との共管路線になりました。令和6年には、19時台の1本に中山駅北口~夕やけ橋の区間便が新たに設定されました。

  • 305A 市が尾駅~見花山~石橋~中山駅北口
  • 305B 市が尾駅~見花山~石橋
  • 305C 川和中学校→石橋→中山駅北口(平日朝3本のみ)
  • 305D 夕やけ橋←石橋←中山駅北口(夜1本のみ)
  • 372A 市が尾駅→見花山→石橋(令和2年4月27日~運休、令和6年4月1日廃止)
見花山~夕焼け橋間
▲見花山~夕焼け橋間
富士見が丘交差点にて。この右折レーンに入るのは本系統のみです。

石橋
▲石橋
東側には区間便の折り返しで使用する詰所が設けられており、横浜交通開発がフランチャイズ経営するファミリーマートを併設します。
なお、石橋バス停はこの詰所周辺と県道12号線上の2か所にあり、中山駅北口発着は往復ともに同名のバス停を二度通ります。

千代橋~貝の坂間
▲千代橋~貝の坂間
県道12号線を僅かに走ると西(写真左側)に逸れ、かつて市交が運行していた東急バス市が尾中山線(市43系統)と合流します。

青砥~蓮生寺前間
▲青砥~蓮生寺前間
歩道は片側にしか無く、電柱も道路に張り出している昔ながらの区間です。
貝の坂~中山駅北口間は東急バス市が尾中山線との共通定期券協定区間(令和6年3月に発売終了)で、区間内は前面行先表示器にもその旨を表示します。

令和6年2月16日 公開
令和6年4月1日 ダイヤ改正に伴い一部改稿

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