【路線バス探訪】横浜市交通局・28系統

28系統(新羽町線)は中山駅北口から、ららぽーと横浜を経由して新羽駅に至る路線で、令和5年に開設されたばかりの系統です。本系統の開設と同時に41系統のららぽーと横浜発着が廃止されており、これまで新横浜駅および新羽駅から結んだ路線バスによるアクセス需要を中山駅に転移させた格好です。なおこの系統番号は、かつて平和台折返場~保土ケ谷駅~桜木町駅前~大さん橋~山下ふ頭で使用されており2代目となりますが、新羽に掛けた語呂合わせであるのは想像に難くありません。

当初は緑のみの所管でしたが、令和6年1月に平日ダイヤの約7割が港北に移管され、共管路線となりました。

  • 28A 中山駅北口←ららぽーと横浜←新羽駅
  • 28B 中山駅北口→西村橋→ららぽーと横浜→新羽駅
営業係数:166.7(令和5年度)

中山駅北口~西村橋
▲中山駅北口~西村橋
JR横浜線の川和踏切を横切ります。かつてここを通る市営バスと言えば、毎年11月の中山まつり開催時に中山駅前発着の路線がう回する際に通る程度のレアシーンでしたが、今日では本系統に加え80系統が終日通過する日常の光景となりました(41系統は令和6年の経路変更により撤退)。

佐江戸中央~ららぽーと横浜
▲佐江戸中央~ららぽーと横浜
地蔵尊前~根岸前は、ららぽーと横浜周辺を除き路線バスが初めて通るようになった区間です。この辺りは緑産業道路を挟んだ両側にパナソニックグループの敷地が広がっており、さながら大阪府守口市のような雰囲気です。

ららぽーと横浜
▲ららぽーと横浜
かつて同バス停は、敷地内に設けられた専用のりばにて発着していました。しかし、土休日は自家用車の交通集中による渋滞がたびたび発生することに加え、構造上右折進入ができない関係でららぽーと横浜を一周する経路を執ることも相まって定時運行に支障をきたしていたことから、本系統の開設に併せて写真の緑産業道路上に移設されました。

大竹~新羽駅
▲大竹~新羽駅
緑産業道路から続くこの市道川崎町田線は平成8年より4車線化事業を進めていますが、写真の辺りは工事も進まず長きに渡りかつての風景を残しています。

令和6年4月29日 公開
令和6年10月1日 営業係数を記載

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