【路線バス探訪】横浜市交通局・65系統
65系統(霧が丘線)は十日市場駅前から霧が丘高校前を経由し、若葉台折返場に至る路線として、JR横浜線十日市場駅が新設された昭和54年に開設された系統です。
23系統をベースに、若葉台中央の南側に位置した若葉台折返場(現在の若葉台近隣公園前付近)を結び、若葉台団地の南側住民に向けた路線となっています。昭和57年に保育園前を介して若葉台中央に延伸したのち、平成元年にはその間を地区公園経由とした経路も新設。現在はこの地区公園経由が主体となっています。
本系統は横市交初の深夜バスが運行された記念すべき路線で、昭和62年から運行。これは全国の公営事業者で初めての取り組みでした。平成27年には大貫谷公園(現、星槎高校前)に延伸されるといった利便性強化もなされましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う利用者減を受け、令和2年を最後に運行が休止。その後、令和6年に正式に廃止されたのはご承知の通りです。
- 55A 青葉台駅~十日市場駅前~霧が丘公園前~保育園前~若葉台中央
- 55B 十日市場駅前~霧が丘公園前~保育園前~若葉台中央
- 55F 青葉台駅~十日市場駅前~霧が丘公園前~地区公園~若葉台中央
- 55G 十日市場駅前~霧が丘公園前~地区公園~若葉台中央
350C青葉台駅→十日市場駅前→霧が丘公園前→地区公園→若葉台中央350D十日市場駅前→霧が丘公園前→地区公園→若葉台中央350E 青葉台駅→十日市場駅前→霧が丘公園前→地区公園→若葉台中央→星槎高校前(深夜バスは令和2年4月27日~運休、令和6年4月1日廃止)
営業係数:117.1(令和5年度)
写真左側がかつて若葉台折返場だった場所で、現在は日向根公園のゲートゴルフ場となっています。
▲若葉台南
115・116系統に加え40系統も民間に移譲された今日では、若葉台中央以南を走行する唯一の系統となりました。
▲若葉台南~保育園前
この辺りは若葉台団地からは外れる格好となり、戸建ての住宅も並んでいます。
▲地区公園
地区公園の正体は若葉台公園で、その生い茂った木々から若葉台団地開発前の名残が感じられます。
経路が重複する霧ケ谷~霧が丘高校前については、205系統も併せてご覧ください。
令和6年4月14日 公開
令和6年10月1日 営業係数を記載
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