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【路線バス探訪】横浜市交通局・155系統

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155系統(東部病院線)は鶴見駅前から森永工場前を経由し、東部病院に至る路線として、同病院が開院した平成19年に開設された系統です。同院へのアクセスとしては川崎駅からは主に臨港バスが担っていますが、営業エリアの絡みもあるのか鶴見駅からは市交が主体となって担うこととなり、今日に至ります。 13・29系統の区間便としての位置づけで、運行ダイヤも同系統に内包されていますが、片や本数が多いこともあり並行区間での時刻調整まではなされていません。当初は鶴見が所管しましたが、令和4年のダイヤ改正で港北との共管路線となりました。 155A  鶴見駅前~森永工場前~東部病院 (往路は平日朝のみ、復路は平日夕のみ) 155B  鶴見駅前→森永工場前 → 東部病院 → 森永工場前 → 鶴見駅前 営業係数:108.6 (令和5年度) ▲鶴見駅前~鶴見神社前 本系統のほか13・29系統は鶴見駅前を出ると、僅かながらこの旧東海道を走ります。 ▲鶴見神社前~ 三角 ( みかど ) そのアーケードなどに昭和レトロな雰囲気が残る、レアールつくの商店街の横を通ります。 ▲森永工場前 目の前に森永製菓鶴見工場があり、小枝やハイチュウプレミアムなどを生産しているほか、隣接する森永エンゼルミュージアム(MORIUM)では同社の歴史に触れることができます。 ▲東部病院 この裏手には下末吉公園があり、病院敷地内を1周しながら下末吉公園口バス停を通り、この表側に来る恰好を採っています。市交では同系統のほか、日中帯に7系統も乗り入れます。

【路線バス探訪】横浜市交通局・13系統

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13系統(綱島線)は、鶴見駅西口から三ツ池道を経由し、末吉橋に至る路線として昭和20年に付与された系統番号です。この経路においては、戦前となる昭和9年の時点でバス運行がなされており、横浜大空襲後に焼け残った木炭車を用いて運行を再開した際に、この系統番号が付与されました。 時代が進むにつれ、現在の上末吉、駒岡と段階的に終点を延伸し、昭和33年には更に綱島駅前に延伸します。その後、鶴見駅前発着に改めるとともに駒岡発着は一の瀬発着に延伸され、平成に入り深夜バスの運行を開始。21世紀に入ると新たに新横浜駅前発着や急行便も新設されましたが、急行便は程なくして各停便に改められました。深夜バスにおいても、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う乗客減を受け、令和6年に廃止されたのはご承知の通りです。 なお、終点となる綱島駅前のバスターミナルが手狭となっていたこともあり、新綱島駅の開業後に整備されたバス停に令和5年12月に移転。しかし、整備されたのはバスロータリーでなく市道上に設置されたバス停に過ぎず、乗務員休憩用のバス停車枠も無いこと、更に市交ののりばは1バースしか割り当てられなかったこともあり、のりばを共用する59系統と被らないよう配慮したのか、本系統の往路は綱島駅入口止まりとされました。綱島駅東口の再開発で今後運用は変わる可能性も考えられますが、しばらくは不便な状況が続きそうです。 13B  鶴見駅前~末吉橋~一の瀬 13E  鶴見駅前~末吉橋~一の瀬~ 新横浜駅前 13G  鶴見郵便局前←鶴見駅前←一の瀬 (平日2本のみ) 13H  鶴見駅前→末吉橋→一の瀬→綱島駅入口 13I  鶴見駅前←末吉橋←一の瀬←新綱島駅 365A  鶴見駅前→末吉橋→一の瀬 (深夜バスは令和2年4月27日~運休、令和6年4月1日廃止) 営業係数: 91.8 (令和5年度) ▲上末吉~駒岡八幡神社前 末吉大通りと呼ばれる県道鶴見溝ノ口線と、下末吉交差点から合流する同川崎町田線をひたすら直進します。いずれも片側2車線化が完了しており、恵まれた道路環境となっています。 ▲駒岡~一の瀬 当地に30年以上スーパーマーケットを構えるイオン(旧、ジャスコ)駒岡店の横を通ります。 この西側には一の瀬詰所があり、およそ半数の便はここ一の瀬で折り返します。 ▲樽町中央~大綱橋 ラウンドワンなどが入る商業施設(T-P

【路線バス探訪】横浜市交通局・50系統

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50系統(栗田谷線)は、横浜駅西口から栗田谷を経て、再度横浜駅西口に至る循環路線です。遅くとも昭和40年ごろには運行がなされているようですが、正確な運行開始年は調べ切れておりません。同じ経路で外回りの循環運行をする 35系統 の内回り便として、同系統から派生した路線となっています。やはり今日では横浜駅西口~栗田谷~神大寺入口の区間便が中心となっており、循環線は毎時1本程度の運行に落ち着いています。 35系統も含めかつては保土ケ谷が単独で所管していましたが、浅間町との共管になったのち、令和5年のダイヤ改正にて保土ケ谷が外れ浅間町のみの所管となっています。かつて運行した深夜バスは入庫便も兼ねた独自のルートで、行先からもお分かりの通り保土ケ谷による運行でした。 50A  横浜駅西口→栗田谷→神大寺入口→横浜駅西口 50B  横浜駅西口→栗田谷→神大寺入口 362A  横浜駅西口→栗田谷→神大寺入口→浅間下→保土ケ谷車庫前 (深夜バスは令和2年4月27日~運休、令和6年4月1日廃止) 営業係数: 95.5 (令和5年度) ▲松本~栗田谷(その1) この区間で勾配を一気に駆け上がります。 背後の細長い建物は、令和6年に開業したばかりの相鉄ホテルズ ザ・スプラジール横浜で地上43階、約178mの高さを誇ります。 ▲松本~栗田谷(その2) 狭い交差点を器用に左折していきますが、この曲がった先(写真の手前側)に栗田谷バス停があります。 ▲神大寺入口 神大寺入口交差点そばで市営三ツ沢墓地の北側にバスターミナルが設けられており、大半の便はここで折り返し、復路は35系統として運行します。当地には平成24年まで野良ニワトリのコッコちゃんが生息していました。 ▲ 片倉町入口~峰沢入口 ここ新横浜通りは横浜車庫への通り道ということもあり、上の陸橋を含め相鉄バスの往来が非常に多く、市交は毎時1、2本程度と肩身が狭くなっています。 この歩道橋はディーラーが隣接する ホンダカーズ横浜がネーミングライツを取得し、令和5年より HondaCars横浜三ッ沢歩道橋の愛称が付けられています。

【路線バス探訪】横浜市交通局・35、346系統

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35系統(栗田谷線)は、横浜駅西口から栗田谷、三ツ沢を経由して再度横浜駅西口に至る循環路線として昭和36年に開設された系統です。なおこの系統番号は複数回使用されており、直近はかつて横浜駅前~桜木町駅前~大桟橋(現、大さん橋入口)で使用されており、3代目となります。 かつては神大寺交差点を出ると直ぐ先の交差点を左折し、市営三ツ沢墓地の横を通って坂を下り、三ツ沢中町を経由するルートだったようですが、昭和49年に現在の路線となりました。今日では50系統の往路便として、神大寺入口~栗田谷~横浜駅西口の区間便が中心で、1周する循環線は毎時1本程度の運行に落ち着いています。長らく浅間町・保土ケ谷の共管でしたが、令和5年のダイヤ改正で後者は担当を外れ浅間町の単独となりました。 346系統は平成25年の夏に試験運行された急行便で、運行経路を循環線から現在の区間便に改め、翌年3月に本運行に移行しました。松本から先が急行運転区間となり、東横反町駅前には向かわず87系統のルートを走行することでショートカットを図っているのが特徴です。 35E  横浜駅西口→ 神大寺入口→ 栗田谷→鶴屋町3丁目→横浜駅西口 35F  神大寺入口→栗田谷→ 鶴屋町3丁目→ 横浜駅西口 346A  神大寺入口 → 栗田谷→横浜駅西口 (平日朝~日中、土休日日中のみ) 営業係数: 97.6 (令和5年度) ▲三ツ沢総合グランド入口~三ツ沢公園自由広場 三ツ沢公園自由広場は、令和2年まで市民病院入口と名乗っていました。一番左の車線は第三京浜に合流するもので、奥の道路情報板の辺りにかつて運行した95系統専用のバス停がありました。 ▲片倉町入口~中丸 本数が減少する神大寺入口以西も住宅地が続きますが、ここの向かって右手に限っては畑が広がっています。 ▲捜真学院前 当地は神奈川大学横浜キャンパスも程近く、言わば学園町のような様相を持ちます。 なお、当バス停は平成26年まで市営栗田谷アパート前を名乗っていました。 ▲栗田谷~松本 栗田谷交差点を右折すると、見通しの悪いカーブも存在する坂を一気に下ります。 経路が重複する反町~横浜駅西口は、 39系統 も併せてご覧ください。

【路線バス探訪】横浜市交通局・34系統

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34系統(沢渡線)は、横浜駅西口から三ツ沢総合グランド入口を経て三ツ沢(現在の三ツ沢上町駅前〜三ツ沢小学校前に相当)に至る路線として、昭和27年に開設された系統です。 当初は通常の往復路線として運行していましたが、栗田谷方面も経由する横浜駅前〜横浜駅西口(実質的な循環線)とされたのち、昭和38年に現在の時計回りの一方循環に移行しました。翠嵐高校前から先は狭あい路が続きますが、乗客の多さもあって長らく大型車による運行がなされています。令和2年の市民病院の移転に併せ、同院へのアクセス対策として平日日中に限り同バス停に乗り入れるようになりました。 34A  横浜駅西口→沢渡→横浜駅西口 34B  横浜駅西口→市民病院→沢渡→横浜駅西口 (平日日中のみ) 営業係数: 81.6 (令和5年度) ▲浅間下~北軽井沢 Rの小さいS字カーブが続く勾配を駆け上がります。 ▲翠嵐高校前 新横浜通りからそれると本系統の単独区間となり、北軽井沢や沢渡の住宅街を進みます。 ▲翠嵐高校前~沢渡三ツ沢地域ケアプラザ前 翠嵐高校前を出ると下り坂となり、低速なのも相まってQQG-代エルガハイブリッドでは100%モータ走行も行える区間となります。 ▲沢渡三ツ沢地域ケアプラザ前~沢渡 この道路はいざバスが通ると対向車の通行はままならない狭さということもあるのか、6時から22時は東行のみの一方通行とされています。 経路が重複する市民病院は、 88系統 も併せてご覧ください。

【路線バス探訪】横浜市交通局・38系統

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38系統(岸根線)は、横浜駅西口から港北小学校前に至る路線として、昭和34年に開設された系統です。なおこの系統番号は、かつて鶴見駅前~平安町~旭硝子前(現在の汐入町2丁目付近)で使用されており、2代目となります。 開設当初は浅間町が所管しましたが、昭和37年に終点が鶴見駅西口に延伸されると鶴見(初代、現在の港北)に移管されました。その後、更に鶴見駅前発着に延伸されますが、再び鶴見駅西口発着に戻ると六角橋・神大寺経由から三ツ沢グランド・大丸経由に変更されています。平成3年には現在のメイン路線となる荒立・白幡循環が運行を開始。第二京浜のすぐ西側でラケット状に回り、午前が内回り運行をするのに対し、午後は外回り運行となり市交では珍しい体系が採られています。 そのほか、84系統(2代目)を吸収した大口駅前発着や、鶴見駅西口~港北小学校前~松見町4丁目~わたうちだに~鶴見駅西口の循環線も存在しましたが、これらは平成19年の大規模再編成にて廃止。このうち大口駅前発着便の廃止にあたっては激変緩和措置として、他の廃止路線のルートと掛け合わせた290系統を2年間暫定運行。その後は本系統の新子安駅西口・大口駅東口経由便として吸収されました。また、残った横浜駅西口発着においても、大規模再編成で廃止された3・24・96系統(初代)をカバーするため東神奈川駅西口・六角橋経由に改められました。 令和6年には、新子安駅西口・大口駅東口経由便が 84系統(4代目) として独立しました。 38H  横浜駅西口→ 松見町 →東 高校前→白幡→鶴見駅西口 38M  横浜駅西口←鶴屋町3丁目← 松見町 → 東高校前←白幡←鶴見駅西口 38I  東神奈川駅西口~ 松見町 ~ 東高校前~白幡~鶴見駅西口 (平日朝夕のみ) 38K  東神奈川駅西口←松見町 (平日朝1本のみ) 38C  港北小学校前→ 松見町→ 内路→鶴見駅西口 (平日朝1本のみ) 38E  鶴見駅西口→荒立→ 白幡→ 鶴見駅西口 (午前のみ) 38E  鶴見駅西口→ 白幡→ 荒立→鶴見駅西口 (午後のみ) 38F  東寺尾5丁目 (のりば2) → 白幡→荒立→ 鶴見駅西口 (平日朝1本のみ) 営業係数:121.3 (令和5年度) ▲みやだいばし~飯山 上部に架かる橋が由来のみやだいばしバス停は、平成29年まで郵便局前と名乗っていました。漢字では

【路線バス探訪】横浜市交通局・84系統

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84系統は鶴見駅西口から新子安駅西口を経由し、東神奈川駅西口に至る路線として令和6年に 38系統 から独立した路線です。この系統番号は過去に複数回使用されており、直近では平成17年に廃止された港南車庫前~芹ヶ谷以来、4代目となります。 かつて横浜駅西口~東神奈川駅西口~六角橋北町~内路~入江橋~生麦を結ぶ24系統と14系統の鶴見駅西口~安養寺前~新子安駅西口便が存在し、この両路線が廃止される運びとなった平成19年に激変緩和措置として、それらをカバーする新子安駅西口~安養寺前~東高校前~内路~大口駅東口~新子安駅西口便を290系統として2年間暫定運行。その後、38系統に吸収され鶴見駅西口~安養寺前~新子安駅西口~内路~六角橋北町~東神奈川駅西口~横浜駅西口便としての運行が続きました。 本系統の独立にあたり、路線短絡を図る目的で東神奈川駅西口~横浜駅西口が廃止され短縮。84という系統番号は、これまで運行した24系統と38系統をリスペクトする格好でそれぞれ下1ケタの数字を採ったのではないかと考えられます。 84A  鶴見駅西口~新子安駅西口~東神奈川駅西口 ▲安養寺前 同バス停は38・ 41系統 にもありますが、本系統は京急線生麦駅付近に設置してあり、この先新子安駅西口まで本系統の単独区間となります。 ▲滝坂~浅野学園前 この付近は南側が開けており、並走するJR東海道線も見下ろせます。 ▲久保下~内路 213系統と並走した後、西寺尾小学校前~松見町も本系統の単独区間となります。 ▲港北小学校前~菊名橋 東急東横線妙蓮寺駅のガードをくぐります。38・291系統と並行するほか、この菊名橋交差点まで臨港バス鶴01系統と経路を分け合います。 経路が重複する鶴見駅西口~安養寺前は 41系統 を、内路〜六角橋北町は 291系統 も併せてご覧ください。

【路線バス探訪】横浜市交通局・82系統

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82系統(神大寺線)は、 36系統 のうち八反橋および神大寺入口発着便が平成8年に独立した系統です。なおこの系統番号は、かつて芹ヶ谷~平戸~保土ヶ谷駅東口~浜松町~洪福寺~横浜駅西口で使用されており、2代目となります。 36系統時代は出入庫便を兼ねた八反橋~横浜駅西口~浅間町車庫前に加え、八反橋を出て東泉寺前を時計回りに一周し、岸根、六角橋北町を経由する路線もありましたが、いずれも系統独立にあたって整理され、比較的シンプルな形態となりました。 平成25年の経路変更で 39系統 に合わせた鶴屋町3丁目経由に変更され、往路に限りパターンが変化しています。その後、令和3年のダイヤ改正で神大寺入口発着便の殆どが 88系統 に吸収され、同発着においては市民病院に向かう路線が大幅に増えました。横浜駅西口へは35・50系統のほか、ほぼ全区間で経路が重複する36系統でもアクセスが可能ですから、新たな輸送需要を掘り起こす狙いもあったのでしょう。 82F  八反橋→日枝橋→東神奈川駅西口→鶴屋町3丁目→横浜駅西口 82A  八反橋←日枝橋←東神奈川駅西口←横浜駅西口 82G  神大寺入口→日枝橋→東神奈川駅西口→ 鶴屋町3丁目→ 横浜駅西口 (朝夜のみ) 82B  神大寺入口←日枝橋←東神奈川駅西口←横浜駅西口 (朝夕のみ) 82C  八反橋~日枝橋~東神奈川駅西口 (朝夕のみ) 82D  神大寺入口~日枝橋~東神奈川駅西口 (朝夕のみ) 営業係数:132.7 (令和5年度) ▲八反橋 平成19年の121系統の神奈中移譲以後、市交では本系統の降車用バス停として使用しており( 129系統 用は約220m西側にあります)、かなりひっそりとした雰囲気となっています。客扱いを終えるとすぐ先の交差点を右折し、近くにある八反橋詰所で乗務員休憩を取ります。 ▲片倉町駅前 市営地下鉄ブルーラインの延伸にあたって気合いの入ったバスロータリーが整備されていますが、当駅発着の路線は今日に至るまで存在せず、どことなく宝の持ち腐れな感が否めません。 ▲東白楽~神奈川公会堂入口 東急東横線の東白楽駅を横目に通ります。かつては東急バス川和線(市03系統)も通りましたが、撤退して久しく東急の駅ながら市営バスしか通りません。 ▲二ツ谷町 バス停前の反町公園は江戸時代は神奈川宿として栄え、昭和24年に行われた日本貿易博覧

【路線バス探訪】フジエクスプレス・134系統

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134系統は、桜木町駅前から山元町、本牧を経由し再度桜木町駅前に至る循環路線として平成19年より運行する系統です。元々は横浜市交通局が平成6年に開設した路線で本牧が所管していましたが、大規模再編成に伴い民間移譲路線に指定され、市交としては僅か12年半で撤退した格好となります。 横浜タウンバスの愛称を持ち、車体肩部にレインボーの装飾、腰部には市内の観光名所のシルエットを描いたラッピングが施された専用の中型車が投入されています。 市交時代は本牧車庫前が終点でしたが、移譲にあたり本牧三渓園前(現、三渓園入口)→本牧元町→大鳥中学校前の順に循環する経路が採られ、多門院前、吾妻神社前、本牧原南公園前の乗り入れが無くなった一方、新たに大鳥中学校前を通るようになりました。循環線とされた結果、約17kmもの長距離路線となっています。 令和6年のダイヤ改正により、長距離運行の是正ということもあってか、全便がみなと赤十字病院で折り返す通常の往復路線に改められ、本牧地区への乗り入れは無くなりました。今回はその廃止区間を振り返ります。 134  桜木町駅前~長者町5丁目~山元町~みなと赤十字病院 134  桜木町駅前→長者町5丁目→山元町→みなと赤十字病院→本牧→大鳥中学校前→みなと赤十字病院→山元町→ 長者町5丁目 →桜木町駅前 (※令和6年9月30日まで運行) ▲小港橋~小港 みなと赤十字病院を出て、URビューコート小港を横目に走ります。 ▲和田山口 目の前のイオン本牧店は大型複合ショッピングセンターの草分け的存在となったマイカル本牧を前身としており、本系統開設前の平成元年に開業しました。 ▲桜道~三渓園入口 桜道の名の通り、道路の両側にはソメイヨシノが植えられています。 ▲大鳥中学校前 移譲により新たに通るようになった区間で、市交105系統とスライドしています。背後の煙突は、ENEOS根岸製油所のものです。

【路線バス探訪】横浜市交通局・291系統

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291系統(大口・片倉町線)は横浜駅西口から片倉町駅前を経て大口駅前に至る路線として、平成19年に開設された系統です。 同年に実施された大規模路線再編成に伴う激変緩和措置として、81系統が廃止された横浜駅西口~下耕地、96系統(初代)が廃止された下耕地~六角橋北町ならびに38系統の運行が無くなった横浜駅西口~下耕地~六角橋北町および内路~大口駅前をそれぞれカバーする経路で2年間暫定運行がなされ、平成21年より一般路線として運行が継続されています。 一般路線化以降、長らく日中7往復の運行体制が続きましたが、令和6年のダイヤ改正により同4往復に縮小されました。 291C  横浜駅西口~片倉町駅前~大口駅前 営業係数:144.3 (令和5年度) ▲大丸~池の谷 新横浜通りを進み、三ツ沢西町から片倉町駅前の間は市営地下鉄ブルーラインの真上を走ります。 ▲岸根公園前 新横浜通りから水道道に移り、野球場や武道館も有する岸根公園を通ります。 ▲榎本~菊名橋 38・84系統と並走し、道路の両側にまたがる菊名池公園を突っ切ります。 ▲松見町2丁目~松見町1丁目 この間はアップダウンとなっており一山を越えます。

【路線バス探訪】横浜市交通局・88系統

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88系統(市民病院東神奈川線)は市民病院から三ツ沢上町駅前、松本を経由し東神奈川駅西口に至る路線で、令和2年に開設された系統です。なおこの系統番号は、かつてセンター南駅~大原~仲町台駅~勝田~新北川橋で使用されており、2代目となります。 市民病院の移転に伴うアクセス路線としての役割を担っていますが、本系統の開設により平成19年まで運行した114系統のうちおよそ半分にあたる区間が事実上復活しています。また、令和6年には神奈川区総合庁舎前バス停も再設置されたことで、かつて同系統が担った神奈川区役所等へのアクセスの役割も果たすようになりました。 令和3年のダイヤ改正で、 82系統 のうち神大寺入口発着の半数ほどが本系統に振り替えられた結果路線が延伸され、市民病院と神大寺入口を大回りで結ぶ路線がメインとなりました。 88C  市民病院 →三ツ沢公園桜山→ 東神奈川駅西口→神大寺入口 88D  市民病院 ←三ツ沢公園自由広場← 東神奈川駅西口←神大寺入口 88A  市民病院→三ツ沢公園桜山→ 東神奈川駅西口 (平日朝1本のみ) 88B  市民病院←三ツ沢公園自由広場← 東神奈川駅西口 (平日朝1本のみ) 営業係数:137.0 (令和5年度) ▲市民病院 市内に3つある市立病院のひとつで、コロナ禍となった令和2年に現在地に移転しました。なお移転前のバス停は、三ツ沢公園桜山に改称されています。 ▲東横反町駅前~神奈川区総合庁舎前 本系統の数少ない単独区間で、先述の通り平成19年まで114系統が運行していました。 当時からバス停位置は若干変わっていますが、令和6年に神奈川区総合庁舎前バス停も復活しました。 ▲神奈川大学入口~六角橋西町 片倉町駅と六角橋を結ぶこの片倉六角橋線は道路改良の事業が進行中ですが、段階的に進められているため未整備の区間もあり、特にここはカーブで見通しも悪くなっています。 ▲西神大寺~神大寺入口 82系統も含め、神大寺入口発着は神大寺地区センター前交差点を左折し、実質的な単独区間を通ります。

【路線バス探訪】横浜市交通局・214系統

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214系統(境木本町線)は東戸塚駅前から人道橋上を経由し、再度東戸塚駅前に至る循環路線として平成29年に開設された系統です。最初の1年は試験運行の扱いでしたが、翌年に晴れて本格運行に移行しました。 途中は境木本町の住宅地を縫うように走り、小型車が走りそうな路線の感がありますが開設当初から中型車が投入されています。これには、東戸塚駅前発着路線の送り込みルートで通過する岩崎ガードの高さ制限が3.0mとなっており、既に小型車の主力となっていた日野ポンチョ(全高3.1m)では通過できないためという風説があります。 214A  東戸塚駅前→人道橋上→境木中学校前→ 東戸塚駅前 営業係数: 71.6 (令和5年度) ▲東戸塚駅前~品濃谷宿公園 この間で距離にして860m、更に36mも標高が上がりますので、 210系統 なども含めこれだけでもバス需要があるというものでしょう。 奥の高層マンションは、東戸塚駅西口に建つBELISTAタワー東戸塚です。 ▲グリーンタウン入口~境木第二公園 境木本町の住宅地に入ると、最初はイチョウ並木を進みます。 ▲権太坂東~境木中学校前 旧東海道に重なる権太坂を上ります。 ▲境木中学校前 106 ・210系統が使用する左手の折返場には乗り入れず、旧東海道沿いにある本系統専用のバス停(のりば10)にて客扱いをします。