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【路線バス探訪】横浜市交通局・26系統

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26系統(小港橋線)は横浜駅前から大桟橋(現、大さん橋入口)、市庁前(現、港町)を経由し、再度横浜駅前に至る循環路線として昭和34年に開設された系統です。なおこの系統番号は、かつて六浦橋~金沢八景~町屋~金沢中学校前~白山道で使用されており、2代目となります。 昭和36年から循環運行を変更して横浜駅前~小港橋となり、昭和44年に本牧市民公園前に延伸しました。またその後に港湾住宅前(現、本牧ポートハイツ前)へ分岐して、D突堤の整備が進むとともにさらに本牧ふ頭、海づり桟橋と延伸を重ね、昭和61年に横浜港シンボルタワーまで行く路線になりました。 かつては山下公園通りの混雑対策として、土休日の往路は他の系統と同じく中華街入口を経由していましたが、みなとみらい線が開業した平成16年のダイヤ改正にて解消され、現在はダイヤを問わず山下公園通りを走行します。 平成29年のダイヤ改正にて、平日朝の復路を347系統の急行便に改め運行を開始しました。桜木町駅前~横浜駅改札口前において急行運転を行い、途中バス停は通過となります。 長らく海づり桟橋発着を主体としていましたが、令和元年のダイヤ改正で新たに設定された港湾カレッジ前発着に取って代わり、毎時1便程度存在した横浜港シンボルタワー発着はおろか、海づり桟橋発着も大幅に減便となりました。また、港湾関係者の利便性向上を目的に、新規乗り入れとなる本牧TOC発着も新たに設定されたほか、347系統の系統番号は消滅し急行便も26系統に統一されました。 26B  横浜駅前 ~大さん橋入口~ 本牧車庫前 26C  横浜駅前 ~ 大さん橋入口 ~海づり桟橋~ 横浜港シンボルタワー 26D  横浜駅前 ~ 大さん橋入口 ~海づり桟橋 26F  横浜駅前 ~ 大さん橋入口 ~ 本牧ポートハイツ 26K  横浜駅前 ~ 大さん橋入口 ~ 本牧TOC 26L  横浜駅前 ~大さん橋入口~港湾カレッジ前 26M  横浜駅前←大さん橋入口←本牧車庫前 26N  横浜駅前← 大さん橋入口 ←海づり桟橋 (平日朝1便のみ) 26O  横浜駅前← 大さん橋入口 ←港湾カレッジ前 26P  横浜駅前← 大さん橋入口 ←本牧TOC 営業係数:134.8 (令和5年度) ▲横浜税関前~大さん橋入口 横浜三塔の一角としてクイーンの塔で名高い横浜税関の横を通ります。この箇所はベイサイ...

【路線バス探訪】横浜市交通局・89系統

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89系統(ぶらり野毛山動物園BUS)は県庁前から一本松小学校前に至る路線として、平成10年に32系統から独立した系統です。なおこの系統番号は、かつて市が尾駅~荏田~市が尾駅で使用されており2代目となります。 開設から間もなく平日ラッシュ時の運行を山下ふ頭発着に延伸。それ以外の時間帯は桜木町駅前発着とされていましたが、大規模再編成を控えた平成19年に山下ふ頭発着は廃止に。一方で桜木町駅前発着の大半は横浜駅前発着に延伸されました。 平成27年のダイヤ改正で速達化を念頭に、横浜駅前発着が急行便とされ、横浜駅前~横浜駅改札口前(復路のみ)~桜木町駅前にて急行運転をするようになりました。また翌年には、これまで担当した保土ケ谷から浅間町に移管されています。 平成28年10月より、ぶらり観光SAN路線のブランディング化に本系統も組み込まれることになったことに伴い、黄色いフルラッピング車を3台用意し、原則として本系統専属で充当されます。その後、令和2年のダイヤ改正で急行便は消滅し、横浜駅前発着は花咲橋経由からぴあアリーナMM(旧、みなとみらい大通り)経由に改められました。 令和5年12月より運賃支払いにクレジットカードによるコンタクトレス決済が利用できるようになってからは、車載端末機搭載の都合か、土休日で見られる一般車運用においては基本的に元ピアライン専用車が充てられているようです。 89B  桜木町駅前~野毛坂~一本松小学校前 89N  横浜駅前←桜木町駅前←野毛坂←一本松小学校前 89O  横浜駅前→桜木町駅前 → 野毛坂 → 一本松小学校前 (終日運行) 89P  横浜駅前 → 桜木町駅前 → 野毛坂 → 一本松小学校前 (朝~日中運行) 営業係数:115.0 (令和5年度) ▲横浜駅前~みなとみらい4丁目 この区間は往路と復路で経路が異なり、前者は帷子川を渡ると直ぐ左折し、日産自動車グローバル本社の前を通ります(ベイサイドブルーも同様)。 ▲野毛坂~中央図書館 市立図書館として国内2位の蔵書数を誇る横浜市中央図書館を横目に、この野毛坂を上っていきます。 ▲野毛山動物園前 標高約50mの野毛山のてっぺんまで上ると、野毛山公園とその一角に占める野毛山動物園が広がります。 ▲一本松小学校前 終点到着後は降車扱いののち、カーブを曲がった先のY字路で折り返しをします。そのため、運行時...

【路線バス探訪】横浜市交通局・168系統

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168系統は本牧から中華街入口、ぴあアリーナMMを経由し、横浜駅前に至る路線として、令和4年に新設された系統です。 同年まで運行していた8系統の急行版となる148系統を代替したもので、三溪園帰りの需要を見越して往路が本牧始発である点は同様ながら、8系統との棲み分けを図ったのかみなとみらい大通りを走行。また、桜木町駅前には乗り入れておらず、各停便ながら横浜駅前との速達性を重視したように思えます。 平日こそ朝ラッシュ時の運行もありますが、土休日では日中のみ毎時1便程度の運行に落ち着いています。 168A  本牧→横浜市役所北プラザ→横浜駅前 168B  本牧車庫前←横浜市役所北プラザ←横浜駅前 営業係数:118.1 (令和5年度) ▲横浜本牧駅~本牧元町 この辺りは首都高速湾岸線が上に架かります。横浜本牧駅は、JR根岸駅から伸びる神奈川臨海鉄道の貨物駅で、写っていませんがこの写真の右奥にコンテナホームが広がります。 ▲本牧宮原~小港 山手警察署を横目に左折します。 ▲中華街入口~芸術劇場・NHK前 背後の建物が神奈川芸術劇場(KAAT)で、その1階部分にNHK横浜放送局もあります。 ▲日本丸メモリアルパーク~ぴあアリーナMM 令和2年に開館した音楽コンサート特化型のアリーナで、同年に最寄りバス停もみなとみらい大通りから改称。民間企業が単独でアリーナを運営しているのが特徴です。

【路線バス探訪】横浜市交通局・15系統

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15系統(潮田循環線)は最初から現在と同じ鶴見駅前~鶴見駅前の循環線として、昭和24年に運行を開始したものと考えられます。系統番号は同年に制定されたもので、「横浜市営交通八十年史」の年表に、「16系統」となってはいるものの「鶴見駅~向井町~入船~汐田~鶴見駅循環運転開始」とあります。そしてこの運行経路は、現在の本系統と重なります。 なお、戦前にも同じ「潮田循環」と呼ばれる系統が昭和7年から運行されました。しかし、この頃はまだ汐鶴橋がまだない時代で弁天下、市場を経由するものでした。ただ昭和20年の路線図にはすでにありません。一方、戦後の昭和22~23年にかけて本町方面と向井町方面は、それぞれ別の系統で再開したようです。そしてそれらが循環として再編されたのが、現在の本系統だと考えられます。 平成26年のダイヤ改正にて、外回り循環となる向井町先回り便において、 27系統 と一部経路を入れ替える形でを汐入町2丁目経由から現在の仲通1丁目経由に変更されました。また、平日・土曜の最終便に運行されていた汐入町2丁目止まりは大東町止まりに短縮されています。 15A  鶴見駅前→本町通1丁目→ 大東町→ 向井町1丁目→ 鶴見駅前 15D  鶴見駅前→向井町1丁目→ 大東町→ 本町通1丁目→ 鶴見駅前 15E  鶴見駅前→向井町1丁目→大東町 (平日土曜夜1便のみ) 営業係数: 74.4 (令和5年度) ▲本町通2丁目~本町通3丁目 両側に450mのアーケードが続く本町通商店街を進みます。 ▲汐入町2丁目 かつて運行した42系統が起終点としていた場所です。本町通先回り便は当バス停を出るとLED表示器の内容が切り替わり、本町通の表示が外れます。 ▲仲通1丁目~仲通3丁目 向井町先回り便のみが経由するここ仲通り勉強会の周辺は、沖縄関連のお店や南米料理店が多く存在します。 ▲入船小学校前~大東町 このゴム通りから東側は臨港バスの営業エリアで、川崎駅前からの循環線をデータイムでも毎時4便ほど運行しています。 経路が重複する向井町3丁目~鶴見駅前は、 128系統 も併せてご覧ください。 ※路線紹介文の歴史部分の執筆にあたっては、rissさんにご協力をいただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。 令和7年3月8日 路線紹介文を加筆修正

【路線バス探訪】横浜市交通局・292系統

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292系統(紅梅通り線)は浅間町車庫前から御所山を経由し、桜木町駅前に至る路線として、平成19年に開設された系統です。 同年に実施された大規模再編成により廃止された、47系統の西区総合庁舎入口~桜木町駅前および区間短縮となった57系統の浅間町車庫前~御所山を代替した激変緩和措置としての暫定運行路線で、西区役所の周辺を縫うように進むのが特徴です。一般路線に改められた平成21年に残った57系統も廃止されると、本系統を現在のパシフィコ横浜まで延伸しました。 令和3年のダイヤ改正で、平日朝1便の復路もクイーンズスクエアを経由するようになりましたが、同バス停(のりば2)はかつてみなとみらい100円バス(平成27年廃止)やぶらり赤レンガBUS(令和2年廃止)が運行したこともあり広告付き上屋が整備されており、新高島駅前と同じくそれを維持させるための措置とみられます。 当初は日中帯に毎時1本の運行がありましたが、改正のたびに運行本数は縮小の一途をたどっており、令和6年のダイヤ改正で午前、午後1往復のみの運行となりました。 292C  浅間町車庫前→御所山→ クイーンズスクエア → パシフィコ横浜 292B  浅間町車庫前←御所山← パシフィコ横浜 292D  浅間町車庫前←御所山←クイーンズスクエア← パシフィコ横浜 (平日朝1便のみ) 営業係数:224.1 (令和5年度) ▲平沼町1丁目~西平沼橋 昭和6年に架けられた京急線のトラス桁をくぐりますが、この付近にある平沼駅跡は鉄道ファンの間では有名です。 ▲西前町 目の前に西区役所が立地しますが、本系統は今や2往復の運行に縮小したこともあり、浅間町周辺から同所へは浜松町バス停から徒歩が主なアクセス手段になろうと思われます。 ▲戸部本町~戸部本町紅梅通り 路線名の由来でもある紅梅通りを進みます。奥の電波塔は、主にNTTドコモが使用する横浜メディアタワーのものです。 ▲けいゆう病院~パシフィコ横浜 海の大きなうねりのような波をイメージした外観を持つ展示ホールを中心に、国立大ホール、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルなど6つの施設から構成されています。 経路が重複する浅間町車庫前~岡野町は、 204系統 も併せてご覧ください。

【路線バス探訪】横浜市交通局・27系統

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27系統(安善町線)は鶴見駅前から大東町を経由し、安善町に至る路線として、昭和26年ごろ開設された系統です。 これだけを見ると今とさほど変わらない路線に思えますが、かつては鶴見駅前を出ると少し南下して汐見橋を渡り、現在はバス運行の無いおしゃもじ稲荷前を通った後に東潮田(現、潮田神社前)、そして大東町に至り、更にその先も大東町交差点を直進し、これまた現在はバス運行の無い朝日町一丁目を経由していたようです。 なお、この系統は戦前の路線が復活したものだと考えることができます。もともとは昭和の初めに民営で開設され昭和7年に市営になった路線ですが、「のりあい自動車」に掲載の昭和17年の系統の中にはかろうじてあるものの昭和20年の路線図にはありません。ですからこの頃に一旦廃止されたようです。 戦後は昭和33年に汐鶴橋経由に変更され、昭和39年に朝日町一丁目経由から入船橋経由に、更に昭和44年に復路が東潮田経由から仲通1丁目経由に変更されたことで、近年まで続いた経路が確立しました。また昭和30年代から50年代は起点が上末吉や一の瀬だった時期があり、終点側も安善町岸壁まで延伸された時期がありました。 平成26年のダイヤ改正にて、15系統と一部経路を入れ替える形で復路を仲通1丁目経由から現在の汐入町2丁目経由に変更。更に9時台から16時台は汐見橋経由とされ、かつて通った経路が一部復活しました。 令和4年のダイヤ改正で復路の全便が汐鶴橋経由に統一されたほか、18系統との組ダイヤとされたことで全便が中型車による運行に切り替えられました。 27A  鶴見駅前→ 汐鶴橋→ 潮田神社前→安善町 27C  鶴見駅前←汐鶴橋←汐入町2丁目←安善町 営業係数:146.0 (令和5年度) ▲汐鶴橋通~潮田町2丁目 汐鶴橋を渡り、中央分離帯にイチョウが植えられた潮風大通りを南下します。 ▲潮田町2丁目~潮田神社前 交差点を左折すると潮田銀座に入り、沿道にはモダンな街灯が約750mに渡り続きます。 ▲安善駅前 当駅から東側には米軍の貯油施設に続く専用線が分岐しており、そこから拝島駅を介して横田基地へとジェット燃料を輸送する、いわゆる米タンと呼ばれる貨物列車を週2日運行しています。 ▲安善町 終点到着後は、シェルルブリカンツジャパン横浜事業所の構内に乗り入れ休憩を取り、鶴見駅前に向け折り返します。 同事業所...

【路線バス探訪】横浜市交通局・18系統

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18系統(矢向線)は、鶴見駅前からを市場・尻手を経由し、矢向に至る路線として、昭和24年に開設された系統です。 当初は鶴見駅前を出ると現在の16系統のルートを進み、市場バス停の先を左折し京急線の踏切を渡り、熊野神社前に至る経路とされていました。踏切を二度渡ることによって定時性確保に課題が出たのか、昭和29年に金剛寺前経由とされたのち、終点を矢向駅前に延伸。更に営業所への出入庫も兼ねて起点側も鶴見車庫前(現、生麦地区センター前)に延伸され、現在に近い路線となりました。昭和56年に現在の鶴見営業所に移管されると、起点は生麦まで再延伸されています。 本系統は利用客の減少を踏まえ、大規模再編成において全路線を廃止する方針でしたが、生活交通バス路線に指定されたことで継続運行がなされ、市の一般会計から補助金を受けることで赤字分を補てんしています。かつては江ヶ崎を経由する路線も存在しましたが、72系統が臨港グリーンバス(現、臨港バス)へ移譲された平成19年に運命を共にし、江ケ崎町から市交は撤退しました。道路狭あいのため長きに渡り中型車で運行されているほか、平成15年〜平成28年は当時在籍した小型車での運行も見られました。 18C  生麦~鶴見駅前~元宮~矢向駅前 18D  鶴見駅前~元宮~矢向駅前 営業係数:187.0 (令和5年度) ▲鶴見上町~金剛寺前 鶴見川に架かるこの鶴見川橋は河川改修に併せて、平成9年にこのアーチ橋に架け替えられました。 ▲市場小学校前 背後には大規模マンション群となるヨコハマオールパークスが広がりますが、平成14年まで当地には日野車体工業横浜工場がありました。つまり横市交の日野車は長きに渡りいわば地産地消をしていたことになり、同社製車両を指定していた営業所が多かったのはこの縁なのかも知れません。 ▲矢向三丁目 JR南武線尻手駅を過ぎ、この辺りは主にJR横須賀線が使用する品鶴線と並走します。 ▲矢向駅前 JR南武線で唯一横浜市内に所在する駅で、その由縁もあってか周囲は臨港バスが幅を利かせる中、今日に至るまで市交も路線を展開しています。駅前のロータリーは非常に狭く、中型車が折り返すのでいっぱいいっぱいです。

【路線バス探訪】横浜市交通局・86系統

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86系統(生麦線)は横浜駅前から生麦を経由し、鶴見駅前に至る路線として、昭和41年に開設された市電生麦線の代替路線です。運行開始の翌年には生麦~鶴見駅前が廃止され現在のルートとなりますが、一時は宝町を大回りする経路も存在しました。 時代が進むにつれ本数は減少され、今日では7・ 48系統 の出入庫系統として平日と土曜の数便のみが設定されており、休日ダイヤでは運行がありません。令和3年のダイヤ改正で、土曜の往路に限り新高島駅前経由に変更されています。 86A  横浜駅前(→洲崎神社前)~入江橋~生麦 86B  横浜駅前→新高島駅前→ 入江橋→ 生麦 (土曜夕1便のみ) 営業係数:327.6 (令和5年度) ▲洲崎神社前~神奈川公園前 神奈川公園前までは48系統と経路を共にし、そこそこバス運行のある区間です。 ▲新高島駅前 かつてあかいくつMルート(令和2年廃止)も通ったことから、広告付き上屋を備える立派なバス停ですが、記事執筆時点でここにバスが来るのは週1日1本の本系統のみ。当駅周辺は横浜駅から徒歩圏なので、路線バスの需要は低いのでしょう。以上を踏まえると、広告付き上屋の維持のために経由させている感があります。 なおバス停こそはありませんが、反対側は 89 ・109・168系統に加えベイサイドブルーも通ります。 ▲神奈川警察署前~東神奈川駅入口 令和5年に世間を騒がせたビッグモーターはWECARSに装いを改め、この東神奈川店には同社本社機能の一部が入ります。 ▲生麦 滝頭と並び、市電時代の電停名を継承した営業所最寄りのバス停名です。生麦始発は18・19・ 181系統 にもありますが、横浜駅方向に出庫するのは本系統のみです。 元々はこの東側(現在の生麦地区センター)に鶴見車庫前バス停、そして鶴見営業所(初代)がありましたが、手狭になったことから昭和56年に現在の港北営業所に移転しました。現在の鶴見営業所(2代目)はこの地で昭和28年ごろに市電生麦車庫と併存する形で生麦詰所からスタートし、派出所、営業所と格上げしたのち、港北営業所移転に際してここが鶴見営業所を冠するようになりました。 令和7年3月8日 一部修正

【路線バス探訪】横浜市交通局・128系統

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128系統(アイランドガーデン線)は、鶴見駅前から汐鶴橋を経由し、ヨコハマアイランドガーデンに至る路線として平成16年に開設された系統です。平成13年に閉園した大型屋内温水プール施設のワイルドブルーヨコハマの跡地に建てられた、南国リゾートをイメージしたマンション「ヨコハマアイランドガーデン」への住民に向けたアクセス路線となっており、そのマンション名がそのまま終点バス停名に起用されました。 同マンションと鶴見駅前のアクセスは、本系統に加え臨港バスが芦穂橋回りでアイランドガーデン線(鶴09系統)を運行しており、営業エリアで棲み分けを図った格好となります。但し、同路線が曜日を問わず終日毎時2本の運行であるのに対し、本系統は平日ラッシュ時は毎時5、6本まで増発されるダイヤを踏まえると需要と輸送力の高さでは市交に分があり、営業係数の低さにも表れています。 128A  鶴見駅前~汐鶴橋~ヨコハマアイランドガーデン 営業係数: 56.9 (令和5年度) ▲汐鶴橋~向井町1丁目 鶴見川に架かる汐鶴橋を渡ります。輸出用なのか、左ハンドルの三菱ふそう・キャンターが多数走っていました。 ▲向井町2丁目~向井町3丁目 汐鶴橋を渡ってすぐ左折すると、向井町の住宅地を進んでいきます。 ▲京三製作所前 日本信号、大同信号とともに三大信号会社の一角に立つメーカーで、この本社周辺の交通信号機はしっかり京三製となっており抜かりありません。 ▲ヨコハマアイランドガーデン 大型バスの折り返しに対応したロータリーを備えますが、設備としては非常に簡素でひっそりとした佇まいです。 ここまで来ると市境が間近に迫っており、バス停横の緑地を少し歩くと川崎市川崎区に突入します。

【路線バス探訪】横浜市交通局・204系統

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204系統(浅間町車庫線)は、横浜駅西口から浅間町車庫前に至る路線として、平成29年に201・202系統から独立した系統です。なお、この系統番号はかつて上大岡駅前~吉原~上永谷駅~平戸~東戸塚駅前で使用されており、2代目となります。 その終点からイメージされる通り出入庫路線となりますが、往復ともに同一経路にも関わらず系統番号が異なっていたこと、出入庫路線としての役割を明確化させる狙いがあったものと考えられます。 204A  横浜駅西口~岡野町~浅間町車庫前 営業係数:118.1 (令和5年度) ▲横浜駅西口 観光地へ向かう路線も多い横浜駅前(東口)とは対照的に、民営を含め専ら住宅地に向かう路線が発着します。 ▲横浜駅西口~岡野町 南幸のビル街を進んでいきます。 ▲岡野町~浅間下 背後には横浜ランドマークタワーを臨みます。 ▲浅間町車庫前 市交がバス事業を開始した昭和3年から存在する最古の営業所で、100年近くの歴史があります。 敷地の東側には西スポーツセンターが平成9年にしゅん工し、その1階部分を営業所の事務所として使用しています。

【路線バス探訪】横浜市交通局・87系統

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87系統(市民病院線)は、横浜駅西口から市民病院を経由し、再度横浜駅西口に至る循環路線として昭和59年に開設された系統です。なおこの系統番号は、かつて長津田駅前~田奈駅~神前橋~中谷都~桐蔭学園入口~市が尾駅で使用されており、2代目となります。 市民病院が移転した令和2年に若干のルート変更がなされましたが、大枠は運行開始当初から変わっていません。それまでは市民病院を出ると市民病院入口(現、三ツ沢公園自由広場)を通り、そのまま来た経路を戻るルートも日中帯と平日夜に設定されていましたが、現在は松本を経由するパターンのみとされています。 87E  横浜駅西口→市民病院→松本→横浜駅西口 営業係数: 94.3 (令和5年度) ▲三ツ沢公園桜山~三ツ沢西町(その1) かつて市民病院があった場所で、令和2年の移転後はバス停名も三ツ沢公園桜山に改めました。記事執筆時点で建物の解体は概ね完了し、更地が広がっています。 ▲三ツ沢公園桜山~三ツ沢西町(その2) この区間は、上にまたぐ第三京浜の保土ケ谷インターチェンジがある関係で距離が長くなっています。本系統用の岡沢下バス停が設置できれば利便性は高まりそうにも思えますが。 ▲三ツ沢上町駅前~三ツ沢小学校前 直下を市営地下鉄ブルーラインが通っており、終点の横浜駅西口までほぼ並行することになります。 ▲泉町 意図せず上と同じ構図になってしまいました。横浜新道をそれて、ここを過ぎると写真左手から34系統も合流します。 経路が重複する横浜駅西口~市民病院は 34 ・ 88系統 を、鶴屋町3丁目~横浜駅西口は 39系統 も併せてご覧ください。 令和7年3月5日 一部修正

【路線バス探訪】横浜市交通局・59系統

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59系統(浦島線)は、横浜駅西口から浦島丘を経由し、綱島駅前に至る路線として昭和37年に開設された系統です。当初は保土ケ谷の所管で、開設時から東急バス川崎営業所(平成22年に閉鎖)と共同運行を行っており、翌年に日吉営業所が開設されるとそちらに移管。市交も程なくして現在の港北に移管されます。その後、バス事業の分社化を控えた平成3年に東急が撤退。このタイミングで、本系統をベースに新横浜駅前発着としていた80系統(初代)も廃止され、残った市交側も所管を浅間町に移しています。 令和5年のダイヤ改正にて、手狭で誘導員を要した綱島駅高架下のスイッチバック式バスのりばに代わり、新綱島駅の開業後に整備されたバスのりばに移転され、新綱島駅が終点となりました。 59D  横浜駅西口~浦島丘~大豆戸交差点~新綱島駅 59B  横浜駅西口~浦島丘~大豆戸交差点 (往路は夜1便、復路は朝1便のみ) 営業係数:134.9 (令和5年度) ▲仲手原アパート前 綱島街道に入るとアップダウンを繰り返します。 ▲菊名南町~港北小学校前 この辺りは綱島街道が区境となっており、道路を挟んだ左側が港北区、右側が神奈川区となります。 更に当地はセブン-イレブン、デニーズ、ヨークマートが集積しており、ちょっとしたセブン&アイ村が形成されています。 ▲菊名記念病院前~菊名駅前 その名の割には、菊名駅から少し歩いた綱島街道沿いにバス停があるのに対し、右に見切れている臨港バスは駅東口の階段を下りた目の前にバス停があります。 ▲熊野神社入口 この辺りは、環状2号線に出る交通量の多さから混雑します。 経路が重複する横浜駅西口~鶴屋町3丁目は 39系統 を、大綱橋~新綱島駅は 13系統 も併せてご覧ください。

【路線バス探訪】横浜市交通局・29系統

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29系統(鶴見線)は、長者町5丁目から桜木町駅前、横浜駅前を経由し鶴見駅西口に至る路線として、昭和26年に開設された系統です。 当時は長者町5丁目が横浜の中心街で付近に折返場も設けられ、ここから長者町1丁目、花園橋(現、横浜スタジアム前)、日本大通(現、日本大通り駅県庁前)と反時計回りをしたのち桜木町方面に至るルートを走行していました。その後、起点が浦舟町(この時点で横浜駅前~鶴見駅西口便も運行)、滝頭となり路線延長を重ねましたが、効率化を図ったのか昭和41年に県庁前発着に、更に昭和45年には横浜駅西口発着に短縮されました。そごう横浜店の1階部にあたる横浜駅東口バスターミナルが完成した昭和60年に横浜駅前発着に戻り、現在の路線に至ります。 今日では経路の大部分が重複する7系統の区間便としての意味合いが強く(営業キロは900mしか変わりませんが)、同じ運用ダイヤを組むほか並行区間では同系統とダイヤ調整もなされています。 29A  横浜駅前~東寺尾5丁目~鶴見駅前 29B  子安小学校入口←東寺尾5丁目←鶴見駅前 (平日夜1便のみ) 営業係数:109.6 (令和5年度) ▲青木橋 バス車内の案内広告放送でもお馴染みですが、後ろに本覺寺を望みます。 ▲入江1丁目~子安小学校入口 第二京浜とも呼ばれる国道1号線を進みます。 ▲東寺尾5丁目 従来いすゞ車指定だった鶴見は平成14年度に当時の港北NTと一部車両をトレードし、日産ディーゼル車が配置されて以来、平成22年には西工UAが、平成29年以降は西工RA(写真)もそれぞれ転入し、今日に至るまで異色ともいえる車両配置が続いています。 ▲二本木~東寺尾陸橋下 ここの陸橋は背後の響橋をさしており、写りこそはしませんでしたが臨港バスがひっきりなしに行き来する同社ドル箱の区間です。 経路が重複する下末吉国道際~鶴見駅前は、 155系統 も併せてご覧ください。