【路線バス探訪】横浜市交通局・181系統
181系統(砂糖工場線)は鶴見駅前から明神前を経由し、横浜さとうのふるさとに至る路線で、平成19年に17系統から独立した系統です。遅くとも昭和42年には現在のルートが確立しており、区間便を含めると戦時下となる昭和16年から運行されている歴史のある路線です。
因みに終着バス停となる横浜さとうのふるさとの名称は、平成9年から平成16年にかけて運営された横浜さとうのふるさと館が由来となっており、同施設の閉館後も元館長の働きかけによってバス停名は改称されず今日に至っています。[外部サイト参考]
- 181A 鶴見駅前→明神前→横浜さとうのふるさと
- 181F 鶴見駅前←明神前←横浜さとうのふるさと
- 181B 生麦→明神前→横浜さとうのふるさと(平日、土曜のみ)
- 181G 生麦←明神前←横浜さとうのふるさと(平日朝のみ)
- 181E 明神前→横浜さとうのふるさと(平日朝のみ)
営業係数:123.1(令和5年度)
かつて当地には貨物駅が所在しましたが、平成14年ごろに列車の発着は無くなり、駅舎やレール(踏切)も撤去されたのち、平成22年に正式に廃止されました。それから久しいですが、今日でもバス停のほか交差点名にもその名を残しています。
なお、左折専用レーンの新設に伴い、復路の新興駅前バス停(のりば1)は同年に廃止されています。
▲コスモ石油前~大黒大橋
後ろに見える2本の塔はJERA横浜火力発電所の排気塔で、200mもの高さを誇ります。かつて所内には東電の見学施設(トゥイニー・ヨコハマ)がありましたが、震災を機に閉鎖された後、イチゴ狩りを通年で楽しめる施設が令和4年にオープンしています。
横浜さとうのふるさと館を運営した製糖会社ですが、当地にあった本社は平成20年に東京都に移転しており、こちらもバス停名のみが形骸的に残っています。
▲横浜さとうのふるさと
スカイウォークなどと並び、後ろにはベイブリッジを臨むことができます。かつては大黒町岸壁を名乗り、砂糖工場前を経て現在のバス停名に至ります。
令和6年8月28日 公開
令和6年10月2日 営業係数を記載
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