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【路線バス探訪】横浜市交通局・304系統

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304系統(茅ケ崎線)は江田駅から御影橋・大原を経由し、北川橋南に至る路線として昭和63年に開設された系統です。程なくして設定されたみずきが丘経由が現在の路線の源流となっており、平成5年の市営地下鉄ブルーラインあざみ野延伸に伴う路線分割により、センター南駅以西が本系統として残りました。 異なる鉄道路線の駅同士を短絡で結ぶ系統ではありますが、いずれかの駅の徒歩圏であるバス停も多いからか需要はさほど高くはなく、現在は毎時1本程度の運行にとどまっています。 304E  江田駅~みずきが丘~センター南駅 営業係数:113.8 (令和5年度) ▲江田駅入口 並行する 301系統 も同様ですが、この付近は国道246号線との流出入も相まって混雑する箇所です(撮影時は夕方ながら珍しく空いていました)。それに加え、市交は東急田園都市線を挟んだ西口のロータリーを使用する関係で更に所要時間が延びがちとなりますので、ラッシュ時に早く駅に向かえるよう 江田駅入口 のバス停が設けられた経緯があります。 ▲折田公園前~みずきが丘 写真右側は折田不動公園で、港北ニュータウン開発前からある里山がそのまま残されています。 ▲折田公園前~みずきが丘 みずきが丘という名称は地名由来ではなく、バス停の西側に位置する「港北ニュータウンみずきが丘住宅」からきています。蛇足ながら、この道路は都筑区初の自転車レーンとして、平成24年に約1kmの通行帯が整備されました。 ▲荏田東~都筑区総合庁舎 中村交差点を左折すると区役所通りに入り、終点ももうすぐです。 経路が重複する江田駅~荏田高校前については 301系統 も併せてご覧ください。 令和6年2月29日 公開 令和6年10月1日 営業係数を記載

【路線バス探訪】横浜市交通局・301系統

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301系統(江田線)は江田駅から荏田南を経由し、仲町台駅に至る路線として平成5年より運行しています。かつては市が尾駅から大丸・荏田南を経由し、江田駅に至る路線でしたが、現在の路線は市営地下鉄ブルーラインのあざみ野延伸に伴う 300系統 の路線分割によって入れ替わる形で誕生しており、実質的に2代目の路線となります。 305系統に次ぐ港北ニュータウン地区の主力路線で、異なる鉄道路線の駅同士を結ぶこともあり深夜バスも双方向で運転されました。そのほか、中の瀬経由でセンター南駅へ行く路線や、江田駅~都筑ふれあいの丘駅の区間便もありましたが、現在はほぼ元あった路線のみに落ち着いています。 301G  江田駅~荏田南~向原~仲町台駅 301I  江田駅←荏田南←池田 (朝1本のみ) 370 A  江田駅→荏田南→向原→仲町台駅 (令和2年4月27日~運休、令和6年4月1日廃止) 営業係数:110.0 (令和5年度) ▲江田駅入口~富士塚 荏田坂とも呼ばれる比較的なだらかな坂を上ります。右手にはかつて家電量販店のワットマンがありましたが、同社とは関連の無いリサイクルショップとインターネットカフェになったのち、いずれも閉店し現在は更地になっています。 ▲荏田高校前 304系統 と合わせて本数が多いこともあってか、雨天時を中心に当校生徒の利用も見られます。 ▲都筑ふれあいの丘 背後の煙突は、ごみ焼却工場である都筑工場のものです。130mの高さを誇り、周辺に高い建築物が無いこともあって周辺のシンボルとなっています。平成23年に現在の白と青のツートンに塗り替えられました。 ▲向原 平台~仲町台駅間は本系統の単独区間となります。さすがニュータウンということで、随所に歩道橋が設けられ歩車分離が徹底しています。 荏田高校入口交差点から東側は片側3車線道路となり、江田駅付近の渋滞を除くと恵まれた路線環境です。 令和6年2月22日 公開 令和6年4月1日 深夜バス廃止に伴い一部修正 令和6年10月1日 営業係数を記載

【路線バス探訪】横浜市交通局・73系統

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73系統(川和高校線)は昭和39年に開設された系統で、当初は中山駅前と川和高校前を結ぶ通学路線としての側面の強い系統でした。 港北ニュータウンの開発が進むと、路線を延伸する格好で都筑ふれあいの丘などを経由する循環線に移行しますが、長くは続かずセンター南駅を挟むかたちで2ルートに分断。後に当駅より東側を運行する都筑ふれあいの丘経由便は、 80系統 (2代目)として独立しました。 市営地下鉄グリーンラインの開業(平成20年)で都筑ふれあいの丘駅に乗り入れるようになった後、平成22年に半年間だけ運行された274系統の代替としてみずきが丘経由に変更され、とりわけ1日2~4往復しかバス運行が無かった荏田高校入口~牛谷戸間では大幅な本数増となりました。 輸送力調整を目的に、当時所管していた港北ニュータウン営業所に中型車が導入された平成8年以降は専らそれが宛がわれるようになりましたが、緑を経て若葉台に所管が移ったのち中型車が経年により廃車が進むと、大型車での運行がメインとなる時期もありました。緑に再移管された平成26年以降は、再び中型車の運行に戻っています。 令和5年のダイヤ改正によりセンター南駅を起終点とする循環運行に改められ、中山駅前からは撤退しました。区間増発と回送距離の兼ね合いか、午後運行の内回り便において瑞雲寺前止まりと川和町止まりが誕生。とりわけ後者はかつての3系統や43系統などで設定があった行先で、港北ニュータウン営業所の廃止以来となります。 73M  センター南駅→二の丸→川和町→みずきが丘→センター南駅 (4本) 【循環外回り・午前運行】 73L  センター南駅→みずきが丘→川和町→二の丸→センター南駅 (平日4本、土休日5本) 【循環内回り・午後運行】 73N  センター南駅→みずきが丘→川和町→瑞雲寺前 (平日夜1本のみ) 73O  センター南駅→みずきが丘→川和町 (午後1本のみ) ※運行本数は令和6年10月現在のものです。 営業係数:272.7 (令和5年度) ▲華蔵橋 整備から長らく放置されたバスベイでしたが、平成28年になりようやく華蔵橋(けしょうはし)としてバス停が新設されました。 ▲ 川和高校前~牛谷戸間 右側は旧港北ニュータウン営業所の出入口で、かつて入庫便がこの経路を使用していました。本系統においては交差点の右左折回数を減らすためか平成29年

【路線バス探訪】横浜市交通局・305系統

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305系統(佐江戸線)は市が尾駅から石橋を経由し、中山駅北口に至る路線として平成2年に開設されました。加賀原付近は集合住宅も多いことに加え、京セラの事業所が所在する関係で双方向で利用者が多く、港北ニュータウン地区の主力路線です。 長らく市が尾駅と石橋の区間便に重きが置かれ深夜バスも運行されましたが、コロナ禍を経て東急バス市が尾中山線の運行減を補てんする狙いもあるのか、現在は通し便が主体となっています。 港北ニュータウン営業所の廃止後、周辺住民の着席需要を考慮したのか306系統と同じく川和高校入口始発の設定がありましたが、令和3年に川和中学校始発に短縮されています。また、このタイミングで若葉台との共管路線になりました。令和6年には、19時台の1本に中山駅北口~夕やけ橋の区間便が新たに設定されました。 305A  市が尾駅~見花山~石橋~中山駅北口 305B  市が尾駅~見花山~石橋 305C  川和中学校→石橋→中山駅北口 (平日朝3本のみ) 305D  夕やけ橋←石橋←中山駅北口 (夜1本のみ) 372A  市が尾駅→見花山→石橋 (令和2年4月27日~運休、令和6年4月1日廃止) 営業係数:122.5 (令和5年度) ▲見花山~夕焼け橋間 富士見が丘交差点にて。この右折レーンに入るのは本系統のみです。 ▲石橋 東側には区間便の折り返しで使用する詰所が設けられており、横浜交通開発がフランチャイズ経営するファミリーマートを併設します。 なお、石橋バス停はこの詰所周辺と県道12号線上の2か所にあり、中山駅北口発着は往復ともに同名のバス停を二度通ります。 ▲千代橋~貝の坂間 県道12号線を僅かに走ると西(写真左側)に逸れ、かつて市交が運行していた東急バス市が尾中山線(市43系統)と合流します。 ▲青砥~蓮生寺前間 歩道は片側にしか無く、電柱も道路に張り出している昔ながらの区間です。 貝の坂~中山駅北口間は東急バス市が尾中山線との共通定期券協定区間(令和6年3月に発売終了)だったこともあり、区間内は前面行先表示器にもその旨を表示していました。 経路が重複する青砥~中山駅北口は、 90系統 も併せてご覧ください。 令和6年2月16日 公開 令和6年4月1日 ダイヤ改正に伴い一部改稿 令和6年10月1日 営業係数を記載

【路線バス探訪】横浜市交通局・306系統

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306系統(大丸線)は市が尾駅からセンター南(現・都筑区総合庁舎)を経由し、あざみ野駅に至る路線として平成2年に開設されました。平成5年に市営地下鉄ブルーラインがあざみ野まで延伸するとセンター南駅で分割され、市が尾駅側は現在の本系統に、あざみ野駅側は311系統(初代)として独立しました。 港北ニュータウン営業所が所管していた頃は出入庫便が本系統に組まれ、区間便を含め多くのバス運行がありましたが、今日では概ね毎時2本に落ち着いています。平成19年に緑営業所に移管して久しいですが、周辺住民の着席需要からか始発の1本に限り、旧港北ニュータウン営業所にほど近い川和高校入口始発の区間便が今も設定されています。 平成20年のグリーンライン開業に合わせ、日中帯に限り大丸付近に設けられた都筑ふれあいの丘駅を経由するようになりました。若葉台との共管路線となった令和3年には、晴れて全便が同駅経由に変更。更に令和6年には、平日19時台の1本が見花山止まりに短縮されました。 306H  市が尾駅~見花山~都筑ふれあいの丘駅~センター南駅 306I  川和高校入口→見花山→都筑ふれあいの丘駅→センター南駅 (朝1本のみ) 306J  市が尾駅→見花山 (平日夜1本のみ) 営業係数:126.7 (令和5年度) ▲東福寺前~東市が尾小学校前 県道12号線のバイパスとして整備された市道池辺市ケ尾線を駆け上がります。 ▲泉天ケ谷公園~川和高校入口間 右の敷地はかつて港北ニュータウン営業所が所在していましたが、廃止後は富士通の横浜港北データセンターとなっています。 ▲見花山~大丸間 本系統は305系統や124系統などと経路が重複する関係で単独区間は存在せず、この富士見が丘交差点で市が尾駅方向とセンター南駅方向を行き来するのが唯一の単独要素です。 ▲都筑ふれあいの丘駅~御影橋間 奥のAOKIは横浜港北総本店を名乗り、本社機能も有します。平成22年5月までは「次は、大丸、大丸。AOKI前でございます。」という車内放送広告も流していました。 令和6年2月14日 公開 令和6年4月1日 ダイヤ改正に伴い一部改稿 令和6年10月1日 営業係数を記載