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【路線バス探訪】横浜市交通局・240系統

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240系統(森の台線)は中山駅前から、森の台中央、メープルランドを経由して再度中山駅前に至る循環路線で、平成25年に開設された系統です。 短距離路線ながら、高低差の多い中山駅南部の台村町や森の台を結んでおり、住民請願により当初約6か月の試験運行からスタート。翌年には晴れて本運行に移行しました。本運行にあたり、朝夕に運行された遊水地西経由は廃止され、現在のルートに一本化。その後、平成28年に他系統と同じく緑区役所前を通る経路に変更され、現在に至ります。道路狭あいのため当初は小型車運行でしたが、利用者の増加により現在は全便が中型車で運行されます。 240C  中山駅前→緑区役所前→森の台中央→台村中央→中山駅前 営業係数:114.2 (令和5年度) ▲森の台中央~森の台小学校入口 かつて当地区は路線バスの運行がありませんでしたが、本系統の開設後相鉄バスが平成27年に参入しており、森の台小学校入口までは鶴ケ峰駅とを結ぶ旭15系統と経路を分け合っています。 ▲メープルランド どことなく美味しそうなバス停名ですが、背後に建つマンションの名称である森の台メープルランドに由来します。 ▲火の見櫓 途中、クルマがすれ違うには狭い道を下ります。 なんともどストレートな名称ですが、周辺にそのような建造物は見当たりませんでした。右手のマンションと一体化した消防団の器具置場に取って代わっているのでしょうか。 ▲火の見櫓~台村町 タイルによって描かれた壁画の切通しを通り、交差点を直進すると間もなく中山駅前です。

【路線バス探訪】横浜市交通局・172、256系統

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172、256系統は鴨居駅前から西谷駅前を経由し、再度鴨居駅前に至る循環路線として、令和3年に開設された系統で172系統が内回り、256系統が外回りとなります。 同じタイミングで施行された92系統の減便の救済として、笹山団地とその最寄り駅である西谷駅前を結ぶ役割に加え、 56系統 および 119系統 のルートを通ることで竹山団地や新井町からも新たに同駅へアクセスできるようになっています。 256系統は鴨居駅前~竹山団地折返場で56系統と経路が重複することから同系統と番号をそろえたと考えられますが、172系統は西谷駅前基準で稲荷通を経由することからその語呂合わせとした説が有力です。 172A  鴨居駅前→新井町→西谷駅前→ 笹山団地→笹山団地中央 →竹山団地折返場→鴨居駅前 256A  鴨居駅前→竹山団地折返場→笹山団地→笹山団地中央→西谷駅前→新井町→鴨居駅前 ▲法国寺入口~鴨居7丁目 この辺りは民家が少なくなり、ヘアピンカーブを曲がり坂を下っていきます。 ▲公民館前~愛宕 愛宕・旭環境センター前を過ぎると道路幅員が狭まります。ここから北側は神奈中と共同運行する119系統との共通定期券協定区間となり、行先表示器にも共通定期券取扱車の表示がなされます。 ▲上菅田町~上菅田中学校前 上菅田町から西側は急な上り坂となり、MT車は3速に入れて引っ張ります。 ▲竹山4丁目 竹山団地折返場~笹山団地は本系統の数少ない単独区間で、かつて56系統の深夜バスで運行した実績があります(現在ののりば2のみ)が、本系統の開設により晴れて終日乗り入れる運びとなりました。 172系統が使用する写真のバス停(のりば1)にはバスベイがありますが、竹山団地の入居開始は昭和46年ですから、そのタイミングで整備されたとすると半世紀の時を経て、本来の用途で使われることになったことになります。 経路が重複する鴨居駅前~公民館前は 119系統 、竹山団地折返場~鴨居駅前は 56系統 も併せてご覧ください。

【路線バス探訪】横浜市交通局・119系統

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119系統(新井町線)は鴨居駅前から千丸台団地を経由して再度鴨居駅前に至る循環路線として、昭和62年に開設された系統です。開設当初から神奈中大和営業所との共同運行路線(平成17年、大和営業所中山操車所に移管したのち平成29年、中山営業所に移管)で共通定期券も発売しており、現在は全体で見て市交がやや多くの本数を請け負っています。 新井町を先回りする外回りがメインで、白山高校正門前先回りの内回りは平日でも市交担当は8便、土休日に至っては日中1便のみ(神奈中を含めても5便)の少なさとなっています。 119F  鴨居駅前→白山高校正門前→ 千丸台団地→ 新井町→ 鴨居駅前 119F  鴨居駅前→新井町→千丸台団地 →白山高校正門前 →鴨居駅前 354B  鴨居駅前→ 白山高校正門前→西谷駅前→笹山団地→笹山団地中央→竹山団地折返場→鴨居町→緑車庫前 (深夜バスは令和2年4月27日~運休、令和6年4月1日廃止) ▲鴨居7丁目~法国寺入口 法国寺入口までは住宅地が広がりますが、ここを過ぎると風景が変わってきます。 ▲公民館前 道路幅員が狭いうえに、Sカーブが連続する区間です。 ▲さわやか苑前 白山高校正門前~千丸台団地は本系統の数少ない単独区間で、さわやか苑は目の前にある特別養護老人ホームの名称に由来します。 ▲白山みどり~白山坂上 白山高校正門前以北は 12系統 と並走します。 経路が重複する千丸台団地は、 248系統 も併せてご覧ください。

【路線バス探訪】横浜市交通局・248系統

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248系統は笹山団地から西谷駅前を経由して千丸台集会所に至る路線として、令和3年に開設された系統です。開設当初から保土ケ谷と緑の共管路線となっており、概ね3:2の比率で本数を分け合っています。 長距離路線運行の是正として長らく神奈中と共同運行をしていた62系統(令和3年に横市交が撤退)の代替路線にあたり、これまでの横浜駅から西谷駅へと最寄り駅へのアクセスを具現化した系統となっています。なお、西谷駅前を通るから248と語呂合わせをしたのは想像に難くありません。 本来であれば西谷駅前止まりとしたいところでしょうが、駅前にバスロータリーなどの折返し施設が存在しない現状を踏まえ、92系統が担う笹山団地にも乗り入れています。62系統時代は、往路は日中に限り千丸台団地の二つ先の千丸台集会所まで運行、復路は全便が千丸台団地発というスタイルでしたが、本系統においては全便が千丸台集会所発着となっています。 248B  笹山団地→笹山団地中央→西谷駅前→千丸台団地→千丸台集会所 248C  笹山団地中央← 笹山団地←西谷駅前 ← 千丸台団地 ←千 丸台集会所 ▲寺下橋~富士見橋 ここは 92 ・ 129系統 も並行しており、道路幅員の狭い区間が続きます。 ▲西谷駅前 国道16号線に入り、東海道新幹線の高架の辺りに西谷駅が位置します。今や相鉄の全列車が停車するにまで成長した拠点駅ですが、駅周辺にロータリーなどは無く、昔ながらの街並みが残されています。 梅の木以西は神奈中62系統との共通定期券協定区間のため、行先表示器には共通定期券取扱車の表示がなされます。 ▲千丸台団地 目の前の道路は119系統も並行しますが、本系統の復路と神奈中62系統の往路はロータリーに乗り入れます。その名称とは裏腹に、実際のところは千丸台団地入口といった格好です。 ▲千丸台集会所 坂を上り切った団地内の北端に駐車場から改装したロータリーが設けられており、写真には写っていませんが降車扱いをする市営バスの向かい側に集会所が立地します。