バスコレ横浜市営100周年スペシャルの中身を徹底予想する

 横浜市行政目録にて存在が明かされた、ザ・バスコレクション横浜市営100周年スペシャル。今月10日にYouTubeにて配信された「トミーテックLIVE 2021年/6月」では、詳細こそ明かされなかったものの、岡崎俊之氏の「いっぱいあります」という発言が注目を集めました。

これらを踏まえると、昨年の都バススペシャルに次ぐ単一事業者のブラインドBOXの製品化に期待がかかりますが、ラインナップされるであろう車両を個人的に予想してみました。


いすゞエルガ PKG-LV234L2

114台が在籍し新型エルガ/ブルーリボンに次ぐ大所帯。全営業所で見られるので何台あっても困りません。
他のラインナップとの兼ね合い(旧車と並べても違和感がない)から、PJ-LV234L1もしくはしPJ-KV234L1として製品化される可能性もあります。改造派ユーザとしては、PJ-代ボディからがPKG-代に化かすのが比較的容易なのでその線もアリだと思っています。

三菱エアロスター LKG-MP37FK
平成23年導入の60台が活躍。早いもので10年選手となってしまいました。背高でインパクトがあり外せない1台。三菱車であることもポイントです。

日野ブルーリボンシティハイブリッド BJG-HU8JLFP
LNG-代は第28弾で既に製品化されていますが、モデル違いをラインナップした都交と同様に新長期規制車の製品化が推測されます。
また写真にはありませんが、新型ブルーリボンハイブリッドでの製品化も考えられます。

日産スペースランナーRA PKG-RA274KAN
鶴見から磯子に至るベイエリアで29台が活躍しています。横市交最後の日産車なので外せない1台です。

日野ポンチョ
ロクな写真がありませんでした。50台近くが在籍し、狭あい路線やふれあいバスで活躍。ポンチョ自体は第29弾で製品化されることもあるので、ラインナップ入りする可能性は高いでしょう。


このうち2台ははまりんを配した赤バス仕様で、シークレットとするには良い素材でしょうか。

日野セレガ(写真はイメージです)
定期観光からの転用であるSHDが2台と、純増分としてHDが5台(うち1台は新古車のガーラ)が在籍。都交の例をみると製品化されるとみられます。

日野レインボーⅡ(写真はイメージです)
都交ではその希少さからハズレ扱いされてしまった中型車枠。横市交では計25台が導入されていることから、ラインナップ入りが考えられます。
多くを占めるレインボーⅡとすれば、右側面は中ほどが固定窓なので模型上のアクセントとなります。


ここまで、間違いなくラインナップされるであろうと推察される車両です。
続いては、ラインナップ入りが考えられる車両をピックアップします。

いすゞエルガハイブリッド QSG-LV234L3
日野車に比べると15台と少数派ないすゞ車ハイブリッド。環境への配慮としてアピールできる車種ですが、エルガの比率が高まってしまうため微妙な車両。

いすゞエルガCNG LDG-LV234L3改
こちらは更に少数派となり10台が在籍。浅間町エリアではおなじみの車両ですが、やはりエルガの比率が高まってしまうので微妙な車両です。

いすゞエルガCNG KL-LV280L1改
そんなエルガCNGでも、かつて存在したはまりんバス仕様とすれば模型としては映えそうです。

いすゞエルガ QPG-LV234Q3
計27台が在籍する長尺ワンステップ車。カテゴリとしては一定の需要がありそうですが、やはりエルガの比率が高まってしまうため微妙な車両です。

ここからは、都交でも存在した旧車のラインナップです。
飽く迄いまある金型を有効活用できることを考慮しています。

いすゞキュービック(写真はイメージです)
前扉直後に方向幕のある窓パーツが無いのがネック。P-LV314Kとした場合も同様。

三菱エアロスター(写真はイメージです)
新呉羽車体を持つ短尺車は第13弾で製品化しているため、局番・行先幕の変更でラインナップされる可能性が高いでしょう(若葉台車が濃厚か)。
願わくば昨年神奈中でリニューアル製品化された三菱車体ですが、セーフティウィンドーレス、大型1枚窓の後面ガラス、メトロ窓など手を加える部分は多いため、残念ながら非現実的でしょう。

日野ブルーリボン(写真はイメージです)
※新フォーマットのHT/HUに中引戸ボディの金型があるかがポイントです。

日産UA(写真はイメージです)
平成5年度車以降がより長く活躍しましたが、現状メトロ窓パーツの金型が製品化されていないことから2段窓仕様で製品化されると思われます。


思いの外、横市交においてもU-代の車両は製品化しやすいのではと思ってしまいましたが、ひとつ罠が残っていました。テールライトです。
同局ではU-代を導入した平成6年度車までは、いわゆるバス協テールと呼ばれるタイプが用いられていました。エアロスターとP-代のキュービックでは問題ありませんが、そのほかはそもそもバス協テールの金型が製品化されていないため、どう転んでも新たに金型を起こす必要がありそうです。

個人的には平成8年度~平成11年度のKC-代ワンステップ車も期待したいところですが、金型の都合を考慮すると(ツーステですが)ERIPのK尺や(ニュー)エアロスターのM尺ぐらいしか製品化できなさそうです。バスコレはかねてからKC-代のワンステに弱いのが残念です。新製品を出さなくなったカーコレでもそうですが、1990年代は見事に穴が開いていたというものを感じます。
ネット上ではあかいくつの製品化を所望するコメントも見られますが、専用金型となってしまうため製品化はなされないとみています。個人的にはイロモノは抜きにして、あくまで普通の路線バスに絞ってほしいですね。





最後に…港北NTエリア出身の私として、今は無き西工UAはバス趣味のバイブル的存在です。片側が段下げとされた視野拡大窓には、登場当時大きな衝撃を受けたことを今でもよく覚えています。
そんな西工UAがラインナップ入りしたら欣喜雀躍するでしょうけど、ノンステは今更第5弾の金型を使うことは考えづらく、ワンステも既存の金型ではまず製品化できないでしょう。
ただ同じ日産車としては、末期は浅間町に転属し、港北NT撤退以来再度横浜駅西口への乗り入れを果たした富士重新7Eの短尺なら可能性は高まります。

いずれにせよ、今後詳しい情報が出てくるでしょうから楽しみに待ちたいと思います。

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