投稿

1月, 2025の投稿を表示しています

【路線バス探訪】横浜市交通局・26系統

イメージ
26系統(小港橋線)は横浜駅前から大桟橋(現、大さん橋入口)、市庁前(現、港町)を経由し、再度横浜駅前に至る循環路線として昭和34年に開設された系統です。なおこの系統番号は、かつて六浦橋~金沢八景~町屋~金沢中学校前~白山道で使用されており、2代目となります。 昭和36年から循環運行を変更して横浜駅前~小港橋となり、昭和44年に本牧市民公園前に延伸しました。またその後に港湾住宅前(現、本牧ポートハイツ前)へ分岐して、D突堤の整備が進むとともにさらに本牧ふ頭、海づり桟橋と延伸を重ね、昭和61年に横浜港シンボルタワーまで行く路線になりました。 かつては山下公園通りの混雑対策として、土休日の往路は他の系統と同じく中華街入口を経由していましたが、みなとみらい線が開業した平成16年のダイヤ改正にて解消され、現在はダイヤを問わず山下公園通りを走行します。 平成29年のダイヤ改正にて、平日朝の復路を347系統の急行便に改め運行を開始しました。桜木町駅前~横浜駅改札口前において急行運転を行い、途中バス停は通過となります。 長らく海づり桟橋発着を主体としていましたが、令和元年のダイヤ改正で新たに設定された港湾カレッジ前発着に取って代わり、毎時1便程度存在した横浜港シンボルタワー発着はおろか、海づり桟橋発着も大幅に減便となりました。また、港湾関係者の利便性向上を目的に、新規乗り入れとなる本牧TOC発着も新たに設定されたほか、347系統の系統番号は消滅し急行便も26系統に統一されました。 26B  横浜駅前 ~大さん橋入口~ 本牧車庫前 26C  横浜駅前 ~ 大さん橋入口 ~海づり桟橋~ 横浜港シンボルタワー 26D  横浜駅前 ~ 大さん橋入口 ~海づり桟橋 26F  横浜駅前 ~ 大さん橋入口 ~ 本牧ポートハイツ 26K  横浜駅前 ~ 大さん橋入口 ~ 本牧TOC 26L  横浜駅前 ~大さん橋入口~港湾カレッジ前 26M  横浜駅前←大さん橋入口←本牧車庫前 26N  横浜駅前← 大さん橋入口 ←海づり桟橋 (平日朝1便のみ) 26O  横浜駅前← 大さん橋入口 ←港湾カレッジ前 26P  横浜駅前← 大さん橋入口 ←本牧TOC 営業係数:134.8 (令和5年度) ▲横浜税関前~大さん橋入口 横浜三塔の一角としてクイーンの塔で名高い横浜税関の横を通ります。この箇所はベイサイ...

【路線バス探訪】横浜市交通局・89系統

イメージ
89系統(ぶらり野毛山動物園BUS)は県庁前から一本松小学校前に至る路線として、平成10年に32系統から独立した系統です。なおこの系統番号は、かつて市が尾駅~荏田~市が尾駅で使用されており2代目となります。 開設から間もなく平日ラッシュ時の運行を山下ふ頭発着に延伸。それ以外の時間帯は桜木町駅前発着とされていましたが、大規模再編成を控えた平成19年に山下ふ頭発着は廃止に。一方で桜木町駅前発着の大半は横浜駅前発着に延伸されました。 平成27年のダイヤ改正で速達化を念頭に、横浜駅前発着が急行便とされ、横浜駅前~横浜駅改札口前(復路のみ)~桜木町駅前にて急行運転をするようになりました。また翌年には、これまで担当した保土ケ谷から浅間町に移管されています。 平成28年10月より、ぶらり観光SAN路線のブランディング化に本系統も組み込まれることになったことに伴い、黄色いフルラッピング車を3台用意し、原則として本系統専属で充当されます。その後、令和2年のダイヤ改正で急行便は消滅し、横浜駅前発着は花咲橋経由からぴあアリーナMM(旧、みなとみらい大通り)経由に改められました。 令和5年12月より運賃支払いにクレジットカードによるコンタクトレス決済が利用できるようになってからは、車載端末機搭載の都合か、土休日で見られる一般車運用においては基本的に元ピアライン専用車が充てられているようです。 89B  桜木町駅前~野毛坂~一本松小学校前 89N  横浜駅前←桜木町駅前←野毛坂←一本松小学校前 89O  横浜駅前→桜木町駅前 → 野毛坂 → 一本松小学校前 (終日運行) 89P  横浜駅前 → 桜木町駅前 → 野毛坂 → 一本松小学校前 (朝~日中運行) 営業係数:115.0 (令和5年度) ▲横浜駅前~みなとみらい4丁目 この区間は往路と復路で経路が異なり、前者は帷子川を渡ると直ぐ左折し、日産自動車グローバル本社の前を通ります(ベイサイドブルーも同様)。 ▲野毛坂~中央図書館 市立図書館として国内2位の蔵書数を誇る横浜市中央図書館を横目に、この野毛坂を上っていきます。 ▲野毛山動物園前 標高約50mの野毛山のてっぺんまで上ると、野毛山公園とその一角に占める野毛山動物園が広がります。 ▲一本松小学校前 終点到着後は降車扱いののち、カーブを曲がった先のY字路で折り返しをします。そのため、運行時...

【路線バス探訪】横浜市交通局・168系統

イメージ
168系統は本牧から中華街入口、ぴあアリーナMMを経由し、横浜駅前に至る路線として、令和4年に新設された系統です。 同年まで運行していた8系統の急行版となる148系統を代替したもので、三溪園帰りの需要を見越して往路が本牧始発である点は同様ながら、8系統との棲み分けを図ったのかみなとみらい大通りを走行。また、桜木町駅前には乗り入れておらず、各停便ながら横浜駅前との速達性を重視したように思えます。 平日こそ朝ラッシュ時の運行もありますが、土休日では日中のみ毎時1便程度の運行に落ち着いています。 168A  本牧→横浜市役所北プラザ→横浜駅前 168B  本牧車庫前←横浜市役所北プラザ←横浜駅前 営業係数:118.1 (令和5年度) ▲横浜本牧駅~本牧元町 この辺りは首都高速湾岸線が上に架かります。横浜本牧駅は、JR根岸駅から伸びる神奈川臨海鉄道の貨物駅で、写っていませんがこの写真の右奥にコンテナホームが広がります。 ▲本牧宮原~小港 山手警察署を横目に左折します。 ▲中華街入口~芸術劇場・NHK前 背後の建物が神奈川芸術劇場(KAAT)で、その1階部分にNHK横浜放送局もあります。 ▲日本丸メモリアルパーク~ぴあアリーナMM 令和2年に開館した音楽コンサート特化型のアリーナで、同年に最寄りバス停もみなとみらい大通りから改称。民間企業が単独でアリーナを運営しているのが特徴です。