今更ながらのグリーンマックス東急2020系

 思えば製品化からもう2年が経とうとしているのですね。


そんな東急2020系ですが、初回生産品を見事に(将又敢えて?)買い逃していた中で再販のアナウンスがあり、東急電鉄仕様のロゴを印刷した製品も発売されるとのことで、それなら長く持てるだろうと思い購入に至りました。
以下、私が気になった点の羅列として簡易レビューと、製品化以来あまり取り上げられてなさそうな部分に注目します。

製品を手にして直ぐ目が行ったのは幕板部で、タンポ印刷の精度の限界なのか、上端の車体色が見えてしまっています。

手持ちにこんな写真しかなく、6020系ですみません。
実車は車体側面の上端ギリギリまで帯シートが張られており、白色とされた屋根と併せて一体感を持たせています。

実質再生産となった今回の「新ロゴ」ならびに「旧ロゴ」仕様ですが、同時期に生産された3020系同様に床下機器の成型色がダークグレーからブラックグレーに変更されました。上は変更前のパーツ単体です。
正直あまり気にしていなかった部分ですが、こうして見比べるとその効果の大きさを感じます。

実車の床下機器です。いささか青みが足りない気もしますが、実車に寄せられたことが分かります。

「新ロゴ」の真骨頂ともいえる"TOKYU RAILWAYS"のロゴマーク。
実車では令和元年10月出場の2131Fより変更され、模型ではそのトップナンバーである同編成の車番が印刷されています。

また、屋根色がクリーム味を帯びた白色から純粋な白色とされており、上から眺める機会の多い模型においては大きな改良ポイントです。

実車でも、屋根色と幕板部帯シートの彩度は同等です。

残念ながら積極的にアピールされなかった部分ですが、座席パーツの成型色がグリーンに変更されており、良いアクセントとなっています。

クーラーは実車同様のE235系同等品でJR東日本テクノロジー製。
但し手掛けが装備されているのが東急オリジナルで、折角なのでKATO(E235系用)、TOMIX(E235系用)、GM(本製品)と並べてみました。

E235系製品化当時はTOMIXもファンを表現し力を入れていましたが、塗装の質感を含めKATOの一人勝ちのように感じます。残念ながらGM製は枕木方向断面のビートがオミットされ、そもそもファン部のメッシュ面積が大きすぎるのが気になります。


比較までに、実車のクーラーもご覧いただきます。


不満点もあったりしますが、折角入手したこの東急2020系。運転会でのデビューに向けて今後少しずつ調理していきたいと思います。

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